2008/1/12 土曜日

教科イチオシ見学会⑧「NHKバイリンガルセンター国際研修室」

カテゴリー: 28プロジェクト:社会 — 漆 @ 0:04:08

ここからは英語科です。引率の岡田からの報告です。

「NHKバイリンガルセンター国際研修室」を2~4年生の限定20名で訪問しました。
NHKには報道・国際部門をサポートするNHK情報ネットワークという関連会社があります。国際研修室は、その一部門として設立され、優秀な通訳者・ ニュースライターを輩出してきた機関です。現在は放送だけでなく、国際会議やビジネスなどでも活躍する通訳者・翻訳者の育成に取り組んでいます。

当日はまず、国際研修室の概略やNHK衛星放送の現場で活躍する通訳・翻訳者の方々の仕事ぶりについて伺いました。その後、実際に「通訳英語」という授業を見学したあと模擬授業を受けさせて頂きました。

伺った話から印象に残ったポイントを幾つか紹介します。

・NHKでは英語の通訳が300人、多言語の通訳が600人働いている
・題材の中心はニュースだから、英語だけでなくニュース好きでないといけない
・通訳と翻訳は別物だが、どちらも大切
・世界を理解したい、世界で活躍したいと思えば英語を使うしかない
・今はiPodなど楽しく便利に英語を勉強出来るツールが多いので、活用しよう
・ほんの20年ちょっと前まで、NHKの外信部に女性はいなかったが、今は20%が女性。優秀な女性が男性を追いやるような時代。
・少子化で労働力は不足していくが、女性の社会進出が解決策となる

模擬授業では英語で間断なく質疑応答が続いており、生徒の皆さんも気迫が違います。生徒は「速い!全く聞き取れない。」と驚きっぱなしでした。

その後、模擬授業では同じ題材をCNN(米)とBBC(英)の両方のニュースから聞いて、伝え方や言葉の使い方の違いまで教えてもらいました。

例えば日本やアメリカでは「ミャンマー」と呼ばれる国がイギリスでは「ビルマ」と呼ばれていることとその理由、そ してニュースとしての結論の違いなども教えてもらいました。「わからない単語だらけ」と言いつつ、教わったフレーズなどに線を引いて一生懸命メモをとる姿 が印象的でした。

生徒の感想より:

・授業を見て、今自分たちがやっているレベルと違いすぎてびっくりした。プロになることはとても大変なことだと実感した。

・今後は英語を楽しみながら学習し、特にリスニング力をアップしたいです。そのためにも今はレベルアップ英文法を頑張ろうかなあと思います。

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