2008/1/22 火曜日

教科イチオシ見学会⑭早稲田大学理工学部

カテゴリー: 28プロジェクト:社会,早稲田大学 — 漆 @ 10:30:01

理科、濱谷からの報告です。

60名の生徒が早稲田大学理工学部を訪問しました。3時間弱にわたる見学でした。前半は、6班に分かれ、現役の大学生によるキャンパスツアーが行われました。早稲田大学の創立者である大隈重信の像、キャンパス内にできる駅の出口、実験教室、材料研究室、図書館、学習室、本部キャンパス行きのバス停、かつて日本一高いビルだった校舎、学生ラウンジと様々な場所を学生の裏話とともに巡りました。実験教室では、実際に学生たちが授業を受けている様子を見学し、さらにTAの方が、中高生が分かりやすいように、実験で何を調べているのか説明してくれました。生徒たちは、実験の種類ごとに教室が用意されていることに驚いていた様子です。後半は、応用生物化学研究室を4班に分かれて見学しました。教授、助手の方、大学院生など大勢の方が各部屋に分かれて説明してくださいました。抗生物質や体の働きに欠かせないクエン酸やヨーグルトに含まれている乳酸などが微生物によって作られていることを聞き、感心している様子607.jpgでした。

また、鶏のいろんな部位の肉を過酸化水素水(オキシドール)に入れ、肝臓のみが激しく過酸化水素を分解して泡を出していることを観察し、酵素の働きについて勉強しました。また、加熱した酵素は微生物と同様に働きを失う実験も観察し、皆、興味深そうでした。

高校生たちは、自分の大学生活をイメージしながら見学していたようです。「微生物の研究も面白そう!」と興味の幅を広げた生徒もいました。見学が終了すると、高校生から他の学科のパンフレットも欲しいとの希望があり、事務所に寄ってから帰りました。入試問題に関する質問もいろいろとし、生徒たちの役に立ったようです。