2017年7月6日

1学年文化祭学年プレゼン

Filed under: 28プロジェクト,お知らせ,社会 — 漆 @ 4:52 PM

一年生の学年プレゼンの様子です。

品女生には、人が困っていることやこれがあったら幸せになるというようなことを発見し、問題解決の一歩を踏み出すような人に育ってほしいと願ってます。創立のとき、女性達が震災の避難所を作ったように。

そこで、デザイン思考を学び、企業コラボや起業体験などリアルな場で実践の経験を積んでいます。その中でチームワークやリーダーシップを身につけ、みんなと協力するための力を磨いています。

さらに、多くの人の協力を得るために必要なのが、ICTのスキルとプレゼンテーション力です。そんな思いから1年生のときから課題解決学習とプレゼンテーション、ICT教育に力を入れています。

1学年主任窪田より以下報告です

6月14日(水)に、文化祭学年プレゼンを行いました。

先週各クラスで選ばれた代表班が、学年全員の前で発表します。

「クラスプレゼンのときよりも、いい発表をするように」と伝え、それぞれが数日しか期間がない中でレベルを上げて仕上げてきました。

学年全体のテーマが「地域」なので、それぞれのクラスが自分たちのテーマを、地域の問題として調べ、提案をすることが目標です。

昨年度の1年生と特別講座を開いてくださった品川区議会の皆様にお声掛けをさせていただいたところ、7名の方が参観に来てくださいました。

それぞれ、テーマは「地域行事の維持・墓の継承問題・傘忘れ問題・施設のトイレ問題・安全な通学路・1円が足りない問題(小銭の問題)」についてです。テーマが興味深いものばかり、さらにスライドやプレゼンを皆頑張っており、全クラス見応えがありました。

最後に品川区議会議員の方(議長さんです!)にコメントをいただきました。文化祭後の品川区議会の方との交流も楽しみです。

 

さて、翌日からは、道徳でそれぞれのクラステーマを深めることを始めました。

テーマによってアプローチの仕方がバラエティに富み、それぞれの取り組みが必要になってきます。今後がとても楽しみです。

今、ソーシャルビジネスにとり組む人が増えています。一人一人の力が小さくても、クラウドファンディングで大きな力を生むこともできるようになりました。先日、ご紹介した「義足の図書館」ですが、(足を失った人のために、スポーツ用の義足を図書館のように貸し出す仕組み)、クラウドファンディングが目標金額に到達したそうです。

先日参加した宮城の復興レースでも、スポーツ義足をつけたアスリートがパラアスリート枠の距離でなく、あえて、距離の長い一般枠で参加していました。今後、長距離のレースにチャレンジするためだそうです。頑張る姿に私を含む参加者、復興地域で応援する皆さんが勇気をもらいました。

以前、トライアスロンのロングディスタンス(154㎞)の世界選手権に出場したとき、多くのパラアスリートに出会いました。ヨーロッパの大会でしたが、障がいのある人も健常者と同じようにスポーツを楽しむ文化が発達していることを感じました。

東京オリンピックに向け、日本もそうした環境を整え、互いの違いを活かし合うような社会にしていけたら幸せです。そうした社会に子供たちが生きていくのですから。

義足の図書館(Ready for)私も協力しています。

 

 

 

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