2017年6月5日

起業体験役割分担別説明会

Filed under: お知らせ,社会 — 漆 @ 4:30 PM

本校のスーパーグローバルスクールのテーマは「起業マインドのある女性リーダーを育てる」です。世の中の問題を発見して、解決のため、たとえ小さな1歩でも、人任せにせずに踏み出してみる。そんな人がこれからの世の中にはますます必要になります。東京発、400字で応募できる起業プランコンテストがあります。15歳からエントリーできるのでチャレンジしてはいかがでしょう?

起業体験役割分担別説明会の様子です。主任の高田より以下報告です。

5月10日、総合学習の時間にサポート委員の皆様にご協力をいただき、起業体験役割分担別説明会を行いました。以下に説明会ごとの様子を報告いたします。

*社長・マネージャー向け説明会
社長・マネージャー 社長・マネージャーは、起業体験に向けて意識の高い生徒が集まっています。
それ故に、様々な悩みを抱えています。
それらの悩みを見透かしているかのごとく、的確なお話をしていただきました。
リーダーは、メンバーを導くことが大切。周りを巻き込む力を持ち、ムードメーカーとな ること。
マネージャーは、実務を管理し、リーダーとは逆に堅実さが必要。
自分がいかにあるべきかをきちんと整理出来たようです。

 

*会計向け説明会
会計 (1) 役割別説明会の中で、会計のお話をしていただきました。
サポート委員の方から会計という非常にとっつきにくい話題に対して、会計とは何か?儲かるとは何か?という事をわかりやすく説明してくださいました。
その中でも生徒の心に響いたのは、「人はミスをするものです。だからミスをしない仕組みを作ることが大事です。」という言葉だったようで、アンケートには、「ミスをしない仕組みを考えます。」という類の言葉が多く見られました。

 

*広報向け説明会
広報 お話は、①広報とは何か、②起業体験プログラムにおける広報の役割、③広報活動のポイント、という3点に絞り、卑近な例を交えながら進めていただきました。
①②に関しては、企業の持つ6つの責任について触れられ、それを踏まえた上で、自社(クラス)の活動実態をわかりやすくステイクホルダーに知らせることが重要だというお話でした。
また③に関しては、スティーブ・ジョブズ氏のプレゼンテーションの方法からお話を始められ、人に本当にものを伝えたければ、自分が言いたいことだけを話すのではなく、相手が聞きたいと思うような伝え方をすべきだと教えていただきました。
そして最後の質疑応答では、IRレポートは堅い雰囲気の方が良いか、それともイラストなどを入れて少し穏やかな雰囲気にした方がいいかとの質問が出ましたが、サポート委員の方からは、③のお話に立ち戻りながら、私ならば後者のほうが読みたいと思うけれど…というヒントをいただきました。
初めてのIRレポートに戸惑っていた広報の生徒たちも、最後に伝えていただいた一言に少し安堵したような、そんな雰囲気で30分の講演会は終了しました。

 

*一般社員向け説明会
一般社員 起業体験プログラムとは何か?何を売るのか?企業とは何か?そして、起業体験プログラムへの期待について、大変わかりやすくお話しくださいました。
まず、三大行事の中でも文化祭は外部に開かれた行事であること。また、起業体験プログラムは単なる模擬店ではなく、社会の仕組みを理解するなど、目的を持って行われるプログラムであるとのお話しがありました。次に何を売るのか?では顧客が本当に買っているのは何なのかを実例をもとに、ご説明くださり、満足=結果-期待という顧客満足の公式も教えていただきました。
企業とは何かでは、企業の目的。企業における役割と責任、それを起業体験プログラムに置き換えてご説明くださいました。
最後は起業体験プログラムへでの期待について、大変に期待をしているので、顧客満足の公式にあてはめると結果が高くないと満足出来ませんよ。とユーモアも交え、厳しいながらも暖かみのあるお言葉をいただきました。
資料もとても具体的でわかりやすく、参加生徒も大変勉強になったようです。

 

以下に感想をいくつか載せておきます。
・今日この講演を聴いたことで、このプラグラムの目的、自分達がすべきことが再認識できました。今日学んだことを忘れずに、会社の一社員として頑張って行きたいと思います。
・企業についてのことを詳しく知ることが出来て良かったです。満足=結果-期待はなるほどなと納得しました。起業体験を通じてより良く社会のことが知れたらいいなと思います。
・わかりやすいご説明で組織の仕組みを理解することができました。私はあまり行事に積極的な方ではなかったのですが、お話しを聞いて最後の文化祭だし、クラスに貢献できるようにしたいです。お話しありがとうございました。

どの説明会でもサポート委員の皆様おかげで、生徒達に様々な気づきと学びがありました。ご協力いただいたサポート委員の皆様、ご多用中にもかかわらず、本当にありがとうございました。