芸術鑑賞 「レディ・ベス」
昨日は、全校芸術鑑賞でした。芸術鑑賞は毎年この時期に行っており、歌舞伎、バレエ、ミュージカルなど、6年間で多様な舞台を見られるように設定しています。
今年は、帝国劇場へミュージカル『レディ・ベス』を見に行きました。エリザベス1世の波乱の人生を描いたミュージカルです。
若い女性が主役ということで,生徒達も自分の身に置き換えて見られたのではないでしょうか?熱心に観劇していました。アンコールでは最後におまけの一回も。生徒向けにサービスしてくれたのかもしれません。
歴史ものだったので、休憩時間に世界史の教員に熱心に質問している子も。さすが6年生!
開始前は集団はどうしてもしゃべり声が大きくなるので、不安そうなお客様方。でも、始まるとシーンと静まり、特に、観劇になれている高等部生はタイミングよく拍手もするので、終わって演者の方に伺うと、やりやすくノって演技できたと言われます。
と、つい、いつもの「ウチの子自慢」。でも、固まってロビーで話していたり、トイレが混んだりと観客のみなさまにはご迷惑おかけしました。終了後、一般のお客様を先にと立ったまま席で待っているのは私の後ろにいた6年生たち。他の学年も気を利かせられたかしら。
公演後、「私、卒業生なんです」と声をかけてきた女性が。12年前の卒業生でした。そして、もう一つ驚いたのは、主演の女性は本校の卒業生とユニットを組んで歌っていたことがあるそうです。いろんなご縁がありますねぇ。
生徒を帰して帰ろうとすると、「校長も責任の方が重いので、頑張ってくださいね~」とイジワルを言う教員が。
主人公のエリザベス一世が最後に恋人と決別して王位を継ぐシーンにこんなセリフがあったからです。
「私は幸せになるために生まれてきたのではない。私にとっては幸せより責任の方が大切。それが私の生き方」
私もこのセリフにははっとしました。というのは、最近のインタビューで同じようなことを答えていたからです。(英国王とは比べものになりませんが、1300人の大切なお子さんを預かる立場だとこんな気持ちになることもあるので。)
将来仕事とプライベートを両立していく品女生徒達もきっと思うところがあったでしょう。
この人生の幸せと人生の意味については、面白い研究があるので、明日、ご紹介しますね。
*昨日は芸術鑑賞に向かう前に東京FMでインタビューを受けていました。28プロジェクトなど本校の教育の話で、以下が放送予定です。
「0から1を生む力」放送後に番組サイトでも配信されます。
放送局:TOKYO FM( 東京FM 傘下のMusic Bird より全国コミュニティFM ラジオ63局ネット)
放送日:5月25日(日)午前5時00分~午前6時00分(『パワーアップモーニング内』にて放送 )