2012/11/19 月曜日

⑤茶道「一華五葉に開く」 

カテゴリー: 28プロジェクト:日本 — 漆 @ 17:19:27

今日はだいぶ冷え込んでいます。マスクの子が多くなってきて、風邪がはやっているようです。

年配の卒業生でほとんど風邪をひかないという人がいたので秘訣を聞いたら、外出時はマスク、帰宅時はうがい+手洗い+顔も洗っているそうです。確かに、触っていないつもりでも手で顔を触ることは多いので、それはいいアイディアですね。

私は身体が冷えやすいので、風邪と腰痛防止をかねて、蒸気で足を温める足浴器を買いました。お湯を沸かさなくてすむので便利です。

特に受験を控えた皆さんは栄養と休養をとってコンディションを整えてくださいね。予防接種は受けましたか?

 さて、お茶は昔、薬として使われていたので「一服」というそうです。

茶道の授業、最終回です。

 背筋を伸ばします。お茶を点てるときも、背筋を伸ばすとおいしくなるそうです。
 今日のお菓子は、サザンカの練り切りです。
 お客様にお茶を点ててさしあげます。いただく方も感謝の気持ちを込めて味わいます。
 お茶の頂き方の作法をエアで復習。こうして覚えておくと、大人になっても忘れません。卒業生が先生に駅で会って、その場でやって見せたことがあったそうです。
お花は校内のハナミズキ。美しい花の咲く木ですが、秋の紅葉と赤い実もとてもきれいですね。こうして季節感を大切にするのも日本文化ならでは。四季のある国でよかったです。
 掛け軸は、「一華五葉に開く」 (この後に、「結果自然と成る」と続く言葉です)お茶の授業の締めくくりとしてふさわしいお軸を選んでくださいました。

これは、達磨大師の言葉と言われ、「 一輪の花が五枚の花弁を開き、やがて実を結ぶ」ということです。

様々な解釈がありますが、先生からは、このようなお言葉がありました。

「みなさん、お一人お一人の中に五つの美しい花びらがあります。それが何なのか、これから、日々深く自分の心をたずねていきましょう。そしてそのことが人生を豊かにしてくれます」

お茶の授業の体験が、生徒達の心に一つの種をまき、それがいつか美しい花になることを祈っています。

 

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