2009/2/16 月曜日

春期講習&教科イチ押し⑳東京国立博物館

カテゴリー: 28プロジェクト:社会,授業・学習・進学 — 漆 @ 17:50:39

20090216080423.jpg今朝の事務所前です。

春期講習の申し込みが始まり、ずらっと生徒が並んでいました。特に中1の姿が多く見られました。春休みを利用して、しっかりと学習し、次の学年に備えようという前向きな気持ちりっぱです!
 

さて、イチ押しの続き、東京国立博物館です。引率の重田からのご報告です。

5年生12人が参加いたしました。こぢんまりしたグループだったので、集合も見学もスムーズでした。風邪で欠席した生徒はおりましたが、他の生徒は約束の時間までにきちんと上野駅公園口に集合。先方とのお約束の時間より少し前に、国立博物館に到着することができました。

待つこと数分。
品川女子学院の生徒を指導してくださる学芸員の方がおいでになり、早速、実習のできるお部屋に案内してくださいました。スタッフ専用の階段を通って、ちょっと特別待遇気分を味わいながら、地下の実習室に入りました。

そこは、小振りな会議室といった感じのお部屋で、テーブルの上には毛氈のようなものが敷かれていました。

さて、いよいよ実習です。
kokuhaku3.jpg
レプリカではありましたが、あの有名な「鳥獣戯画」の絵巻物を扱わせていただきました。
帯を解いて巻物を点検する時、どのように扱うのかを、懇切丁寧に教えていただいた後、全員が実際に巻物をさわって、美しく巻き上げる動作を体験しました。
なかなかできない体験ですから皆緊張気味でしたが、なかなか見事な手さばきでした。

神経を張り詰めた実習の後は、館内の展示を見学してまわりました。
なんと言っても必見は、国宝「一遍上人絵伝」です。
鎌倉時代の庶民の姿が、生き生きと描かれているのを目の当たりにして、皆食い入るように見入っていました。

このほかにも、甲冑や浮世絵など様々なジャンルのものが展示されていましたが、どの生徒も時間一杯まで熱心に見学を続けて、帰りの再集合の折りには、満足げな表情を浮かべていました。
雨のそぼ降る寒い日で館内は混んでいなかったので、遠慮なくゆったりといろいろな物を見ることができて、幸せな一日でした。

« 前ページへ次ページへ »