特別講座*慶応大学SFC
今日、明日はセンター試験です。6年生一人一人、これまで努力してきた実力が発揮できるよう祈っています。
さて、特別講座の様子を担当の酒井から報告します。五回シリーズで日本を紹介するCMをつくったとのこと。
先日、サウジからのお客様からも「私は世界中様々な国を訪ねているが、日本が最も安全で文化度が高い国。日本人は欧米にあこがれる前に自分の国にもっと誇りを持った方がいい」というお話がありました。
こうした様々な取り組みを通じ、自分を知り、世界を知り、将来につなげていってほしいです。
慶応大学SFCに通う初鹿敏也さんと立教大学に通う野村稔さんを講師に迎え、CM制作特別講座を全5回にて行いました。
このお二人、大学生とは思えないような立派な経歴をお持ちです。初鹿さんの受賞履歴だけでもざっとこんな感じです。
- 総務省主催ネット選挙映像コンペティション 総務大臣賞
- GATSBYアジアCMコンテスト マンダム賞
- 東宝シネマズ映画祭 CM部門 グランプリ
- ヤング・クリエイター大賞 銀賞
- 映像クリエイター登竜門 ひかりTV大賞
- TSS Short Movie Festival CM部門 準グランプリ
- MADE IN OSAKA CM AWARD 最優秀賞、優秀賞 他
そんなすごい大学生をお迎えして、今回はMyJapanというコンテストに応募するための作品作りを行いました。MyJapanとは、海外の方に日本を紹介するCMを作るコンテストで、お二人は2年前の最優秀賞を取られているとのこと。本格的なコンペに参加するとのことで、生徒たちのモチベーションもアップ。まずはチームを決めてチーム名を作りました。ここでも、「印象に残るチーム名をいかに作るか。」という話をしていただき、その他大勢に埋もれないで、個性を出すことの大切さを学びました。「CMというのは相手に伝わることが大事なので、見ている人にラブレターを書くような気持ちで作ってください。きれいな映像が人の心を動かすわけではありません。」そんなポイントを教えていただきながら最初の課題。『日本の良さを言葉で伝えてください。』そうすると子どもたちはいろんなことを思いつきました。日本にはたくさんいいところがあると思っているのだと思います。しかしながら、たくさん伝えると、どれが本当に伝えたいことなのかがわからなくなってしまいます。なので、そこから絞る作業に入りました。そうすると本当に伝えたかったことが何なのかがわかってくるようになりました。こうしてコンセプトを決め、絵コンテを描き、撮影に向かい、編集作業を行いました。その時々で講師の2人からは的確なアドバイスとクリエーターならではのポイントを沢山聞きました。最終発表会の日においては、My Japanの代表の方が来て下さり、審査をしてくださいました!!優秀賞には商品も。一つひとつの作品に丁寧にコメントを頂き、大変勉強になりました。さらにはみんなにも参加賞が!一つ一つ貴重な経験となりました。実はMy Japanの締め切りがちょうど過ぎてしまった頃なので、本当に出品するなら次の回。それまでにまだ日にちがるので、生徒たちは休みの時に少しずつ続けていきたい!と今後の製作へ意欲を見せておりました。情報の授業でも動画編集はやっているのですが、何が大きく違うかというと、やはり本物感でしょうか。情報科の教員である私も大変勉強になりました。