サウジアラビアからのお客様
今週、サウジアラビアから女性起業家の方がお見えになりました。2年生の活け花の授業を見ていただいたあと、高等部で国際情勢や起業に興味がある生徒が参加して、ランチタイムを一緒に過ごしました。
先方からは、将来の夢について質問があり、生徒達は英語で希望の学部を答えていました。
生徒からは、「女性が活躍しにくいと聞いている社会でどのようにその壁をやぶったのか?」など、つっこんだ質問が出ていました。
起業したのは、18歳の時で、年令が若すぎると信用が得られないと思って25歳と言っていたこと。ネットの仕事を考えたが、時代の先を行きすぎて、失敗したこと。事業を2回失敗したがあきらめず海外と提携した事業を興し、3回目に成功したこと。今は、社会にお返しするため、女性の起業家を無料で育てていることなど、様々なお話が聞けました。
「失敗でクヨクヨすることもできるけど、私はそれを選ばず、前に進んできた」という言葉が印象的でした。生徒が未来を考える上で大いに刺激になる力強いお話が聞けました。
こういう場面での会話はもちろん英語です。話すことが浮かんでいても、気後れして、なかなか一言が出ない子がいる一方、留学経験者は、簡単な英語を気軽に声に出していました。やはり、会話は慣れだなぁと感じました。
これは私自身が実感していることですが、他国の方とコミュニケーションをする上で必要なことが三つあると思います。
1,専門性や自国文化の知識など話す中身
2,相手の文化、歴史、宗教的な背景の知識と共感力
3,そして、それを受信、発信するための英語力です。
どれが欠けてもコミュニケーションは成立しません。そして、どれもにわかには身につかないことです。私も2と3は本当に早いうちに身につけておけばよかったと後悔しています。なので、生徒達には、こうした機会をどんどん提供していきたいと思っています。
*特別講演をしてくださったミサコ・ロックスさんの記事がAERA(2015年1月19日号)に掲載されています。
海外で働いてる日本人特集の一人として紹介されています。
*24日(土)14時30~芳葉会、PTA、後援会の新年会があります。生徒にプリントを配布しました。卒業生も参加できます。(会費制)