第34回合唱祭
合唱祭の写真をカメラマンさんからいただいたのでアップします。
縁あって集った今年度のクラスで最後に参加する行事とあって、ここ数ヶ月、各クラス時間をやりくりして練習してきました。会場ではじまる前から感極まって泣いている子もいます。
本校は「失敗」と「もめ事を」大切にする学校です。失敗はチャレンジの結果、もめ事はチームワークのプロセスに起きることだからです。家庭でも外でも、学生時代も将来仕事をするときも、同じ目的に向かい、考え方の違う人が協働するとき、もめ事は必ず起きるものです。
品女で過ごす6年間、チームで動く催しが多いのはこのもめ事を乗り越えてチームで動ける人に育つためのトレーニングです。特に合唱祭はクラス最後の行事という重みもあり、実行委員、クラス責任者、指揮者伴奏者などリーダーになる子と、そこに協力する子の間には温度差も生まれがちです。
合唱はクラス全員が声を出してハーモニーを作らなければならないので、数人が頑張って何とかするという訳にはいきません。その上、練習時間を学校生活のすきまに捻出しなければならないので、一人一人がコミットして協力することが必要です。
リーダーにはリーダーの悩みがあり、メンバーにはメンバーのつらさがある。そこをつなぐ仲裁役の役も必要になる。そうしてぶつかりもめながら一つの作品を作り上げるのが合唱祭なのです。朝早く起きてお弁当を作ったり、悩みを聞いたりとサポートするご家族も大変だったと思います。
達成感を得た子、不完全燃焼だった子、いろいろだったと思いますが、いつか振り返ったとき、すべては将来の糧になってることでしょう。
↑ 受付、案内、舞台裏・・・生徒が主体に動きます。 | |
中等部合唱 | |
高等部合唱 | |
ゆうぽうと一杯に歓声が響きます | |
教員合唱の舞台裏(控え室で最後まで練習) | |
教員合唱祭(ペンライトで応援。1年生が家に帰って開口一番、「来年はペンライト買って」と言ったそうです。) |