2011/6/18 土曜日

特別講座 東大 駒場リサーチキャンパス

カテゴリー: 授業・学習・進学 — 漆 @ 15:28:03

今日は、これからPTAの茶道教室、午後は卒業生のしろばらカレッジがあります。

さて、例年行なっている、東大の駒場リサーチキャンパス見学の特別講座のご報告です。

28プロジェクトでは、将来の仕事、その手前にある大学の専門分野について考えるチャンスを多く設けています。

特にこの施設は、「大学の研究が社会にどう活かされているか」を目の当たりにすることができるので、自分が大学で何を学び、その後、どう社会に貢献していくかをメージすることができます。

これまでもこの見学会に参加したことによって、心のスイッチが入り、目指す進路を固めていった卒業生が多くいます。

では、生徒の様子を引率の前田から報告します。 

毎年行われている,「未来の科学者のための駒場リサーチキャンパス公開」に団体参加をしてきました。3~5年生の希望者,何と60名もの生徒が参加をしました。駒場リサーチキャンパスとは,目黒区駒場にある,「生産技術研究所」と「先端科学リサーチセンター」を中心とした東京大学の研究施設のことで,東大教養学部とは別の場所(駅の出口では反対側)にあります。
参加者はまず、担当の大島まり先生(サイエンスZEROのコメンテーターでおなじみ。校長とは同じ高校で同じ学年でした)のご挨拶の後、希望毎に5グループ12名程度に分かれて研究室を訪れて説明していただきました。

私が引率したグループで最初に行った研究室は「材料工学」。金属やケイ素を高温で処理して利用する方法やリサイクルする研究を行っています。写真は,鉄鉱石から鉄を取り出す実験と,ケイ素を高温で融解させる(固体から液体にとかす)実験の様子です。どちらも,かなりの高温になりましたが,熱心に説明して下さいました。節電で,今年の夏は研究が大変そうですね・・・。

 その後,「レアメタル」の研究を行っている研究室に行きました。チタン,レニウム,イリジウム・・・たくさんのレアメタルが展示してあり,そのそれぞれについて詳しく説明してくださいました。中でも,被膜の厚さによって色が変わるチタンのコップはとても面白かったです。また,最後に形状記憶合金の実験もさせてもらいました。

中高生に分かりやすく説明して下さった先生方、大学院生、大学生の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。来年も伺えることを楽しみにしています。

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