2年生宿泊行事②
2年生の宿泊行事続きです。
二日目は、食体験。10箇所に別れて郷土料理などを作ります。私は一日ぐるぐる写真を撮って回りました。
夕方からは、いよいよ民泊です。
生徒達はドキドキです。お宅に付いた頃を見計らって、教員が車で地域の様子を見に行きました。窓から生徒の姿を探し、
「あ!いたいた」
「あ、隠れた!」(サファリパークにいるみたいです)
早速、ナスやトマトを収穫したり、らっきょう漬けを手伝ったり。長靴姿が様になって、まるでこの家の子のようです。
キューピットバレイの方がおっしゃっていました。
「100人をこえる団体だと、他の地域も探さないと受け入れ先がないんですが、品女さんは安塚ですべて受け入れられるんです」
これまでの、ご縁の積み重ねと安塚の皆さんには本当に感謝しています。そのバトンを今年の生徒もきっとつないでくれたと思います。
翌日、戻ってきた生徒達の顔はキラキラ。
「ナスってとげがあるんですね」
「自分で掘った芋を食べました」
「あまりに優しくしてもらって、涙が出ました」
「学校のプログラムが間違ってるって話してたんです。もう一泊したいです。」(そこまで言う?)
ここでは、すれ違う人がみな、にっこりと挨拶をしてくれます。
都会とは違った時間の流れるこの美しい土地で過ごした3日間は、きっと生徒の記憶に残ったことでしょう。
家の畑で取れたものを食卓で味わう、朝は涼しいうちに起きて花の手入れをする。そんな暮らしがあることを子ども達には知っていてほしいと思います。
大人になって、一つの道で壁に当たることもあるかもしれません。そんなとき、この風景を思い出してくれたらうれしいです。
明日からは、1年生の宿泊行事で、富士山の麓に行ってきます。校長日記はお休みです。