2011/5/16 月曜日

もうすぐ芳葉会です

カテゴリー: 卒業生 — 漆 @ 18:16:32
今日は暑くも寒くもなく、過ごしやすい気温です。校舎の薔薇も気持ちよさそうに咲いています。
 
薔薇は私たちの学校の花。
 

 入学式に桜がぴったり合うといいな思うのと同じように、校舎の薔薇が満開に近づくと、芳葉会(同窓会)まで持つといいなぁと思います。

今年は、卒業パーティーができなかった新入会員たちが企画をしてくれるそうです。6月4日(土)卒業生のみなさん、誘い合ってお越しくださいね。

在校生、後援会員、会費を払っている芳葉会員に配布している冊子「品川ファミリー」です。

私はこんな文章を載せました。

 

 

「白ばらの香り」

先日、京都の高校の校長先生から電話がありました。
「漆先生、今日○○(企業名)の人事部長とご一緒したんですが、面白い話を聞きましたよ」
その人事部長さんの話とは、

「入社試験で最終面接まであがってくる学生はみな優秀なのだが、ある年、その中に特にキラッと光る子が2人いた。しかも何となく同じニオイがする。しかし、大学は別々。不思議に思って履歴をさかのぼると・・・同じ高校出身だった」
という内容で、

「それが、品女だった」というのがオチでした。

この部長さんは面白くなって、さらにさかのぼって社員を調べてみたら他にもいたそうです。キラッと光る同じニオイの子が。

いったいどういう「ニオイ」なんでしょうか?白バラの香り?だったらいいのですが・・・。

こんな話もありました。
社会人講演会に来てくれた卒業生が、

「私、職場で品女出身の人に出会ったんです。なんとなく同じニオイがするからもしかして?と思ってたんですが、イチ押しで在校生が見学に来たとき、私の出身校なんですって言ったら『ええ!あなたも品女なの?やっぱりねぇ。なんとなくそんなニオイがしてた』って、いい歳して病院内でものすごく盛り上がっちゃって周りの人、迷惑だったと思います」
 
さて、このニオイのする人達には共通する行動パターンがあるようです。

それは、大学や会社で、「本当はやった方がいいんだけれど、誰もやらなくてみな周りを見ている」などという場面に出くわすと、つい、「じゃあ、私が」と身体が動いてしまうという。そして、時々、「あ~、なんで私ばっかり」と疲れてしまうという。

しかし、世の中はそういうニオイの人達がいてこそ前に進んでいくのです。たとえ目の前の人に感謝されなくてもあなたは必ず人の役に立っています。

疲れたときはいつでも母校へ来て「白ばらの香り」で心を満たしてください。

*本日発売の『進学通信』6月号の特集「就職力は私学でつける」に森上展安先生と私の対談が掲載されています。