品女で身についたこと
今日は久しぶりにいい天気でしたね。昼間校内を歩いていたら汗ばんでしまいました。
今朝も、玄関に立っていると、カフェテリアから出てきた1年生が私の前を通って、
「あ、前を通ってすみません」と、にっこり。
(ブログ、毎日読んでくれてるのね。それにしても、今年の1年生、挨拶の声が大きいです。)
そしてまたネクタイをしてない1年生が事務所前でウロウロ。落としっちゃったの?と聞くと、
「途中で落としたのか、探せば家にあるのか分からないんです」というので、
「じゃあ、もったいないから今日のところは借りておいて、お家で探してみたら?」と言うと、
「えっ!借りられるんですか?」(そういう時のために、学年に貸し出し用があるんです。先着順ですが)
さて、先日、後輩に渡す「進学の手引き」に合格体験記を寄稿してくれた卒業生達が冊子を受け取りにきていました。
たまたま、受験雑誌の取材で来ていた記者さんが、その子達に「品女で身についたものは?」と聞いたらこんなことを答えていました。
「部活で、忍耐力や最後まであきらめない力がつきました」
「私の部活は100人こすので、もめることも多かったんですけど、相手の立場に立って人をまとめる力がつきました」
「時間の使い方です。部活と委員会と○○と○○と・・・同時にやっていたんですが、回せてました」
「1年生の頃は人前で全く話せなかったんですが、プレゼン力がつきました」
「起業体験で質問が出たとき、あたかも想定していたように答えてました。度胸がついたので、入試で願書提出が間に合わなくて受験できないと分かったときも、『あ、そうだったんだ』と、物に動じなくなりました」
記者「いつ頃からそんなに強くなったの?」
「2年くらいからかなぁ。部活で後輩ができてから強くなったと思います」
「後輩が見てるから部活だけでなくてしっかりしなくちゃって」
○○さん、勉強もずいぶんできるようになったよねぇと私が口を挟むと、
「勉強もそうですが、人間力の偏差値があがったと思います」(まいりました)
「私たち、受験勉強もみんなでチームで頑張れたのがよかったと思います」
「留学で、思わぬことが起ったときの問題解決能力がつきました」
(と、話すと、手前の子が、「そこで出ると思ってその話譲ったんだ」)
そこに、また新しい子が通りかかると、呼び止めて、
「品女で身についたことは?最後シメて!」といきなり指名。わけが分からずとりあえず答えると、
「もっと盛って!」と厳しい注文。
さらに、笑って見ていた私に、
「校長先生からご覧になると私たちの学年はどうでした?」と、いきなりふる。
(本当に油断がならない子達です)
*『進学通信』6月号の対談(森上展安先生と)「就活力は私学でつける」に卒業生達の写真も掲載される予定です。
冊子繋がりでこれもご紹介しておきましょう。数学科の教員が大学入試直後に作っている問題集。出版社のものより早く手にできるところが生徒にとっての魅力です。
(スピード重視の手書きなので、間違いに気づいた生徒がいたら賞品を出しては?と提案しておきました)