2010/9/2 木曜日

特別講座 キャリアクリエイト②

カテゴリー: 28プロジェクト:社会 — 漆 @ 18:29:33

今日も暑いですね。午前中、教室を見て回りましたが、その中で生徒達はしっかりと授業やテストを受けていました。(数人、私ににらまれた人がいましたが・・・)

夏休みと言っても最終週は講習の第三期、文化祭の準備やクラブもあるので、新学期へ向けての準備もできていたのでしょう。

昨日の始業式も30度近い体育館で20分間、集中が途切れず、お客様にも褒められました。(新学期早々、生徒自慢ですみません。あと、気になるのは登下校のマナーがどうかです)

昨日ご紹介したジャストギビングですが、早速、登録した生徒がいたそうです。さすが品女生、行動が速い!
私のチャレンジへの応援もありがとうございました。

さて、1学期に私からもご紹介したキャリアデザイン特別講座のご報告を担当の江頭からさせていただきます。

6月17日・24日、7月12日・15日の4回に渡り、株式会社ジェック様のご協力により、文理選択という初めての進路選択を前にした4年生を対象に「キャリアデザイン特別講座」を実施しました。

第1回は、導入として「キャリアとは何か」についてのお話しを伺った後、この講座で用いるカウンセリングという手法の練習をしました。
2人一組になり、相手の話に共感しつつうなずく、相手の言葉を反復し、相手の感情を繰り返す、というカウンセリングの基本は、実際にやってみるとなかなか難しかったようです。
実際、講座後の感想にも「カウンセリングをしてみて聴く側になりましたが、いつも私は話す側なので、人の話している時に口をはさんでいたなと思いました。あまり話を聴くのは向いていないなと感じました。」などとあり、参加型の授業形態に戸惑いを感じている様子が伝わって来ました。

 第2回は、いよいよ本格的に3人一組のグループセッション中心で進められました。課題として出されていた「自分のワクワク体験を書き出してこよう」というワークシートを見ながら、同じグループの人に自分のわくわく体験について話していきます。

その話を聞きながら、聴き手はいくつかのエピソードに共通しているキーワードに注目し、話し手が大切にしていることや、どういうことに喜びを感じるか、といった点を考えていきます。

一通り話を聞いた上で、聴き手側がそれを話し手に投げ返していくことによって、話し手が自分自身を客観的に見つめ、自分では気づかなかった自分の「キャリア・アンカー」について発見していきます。

この回はかなり手応えを感じた生徒が多かったようで、感想にも「3人でカウンセリングというのが、先週と違って楽しかったです。カウンセリングが毎週楽しみです。」というコメントが多く見受けられました。

また、最後に「データ、アイデア、ひと、もの」といった四つの軸で様々な職業をマッピングした資料をいただき、それを参考にしつつ、自分のなりたい職業について具体的に考えてくる、という課題が出されました。 つづく。

*以前、特別講座をシリーズでしてくださった藤巻健史さんから新刊『日本破綻「その日」に備える資産防衛術』を贈っていただきました。金融経済教育は、生徒が社会に出るときのため、必要なものの一つだと考えています。図書室に入れておきますね。