校長日記

2010/9/3 金曜日

今日も暑いですねぇ。そんな中、生徒達は勉強、文化祭の準備、クラブとマルチタスクに耐えて頑張っています。

明日、9/4（土）は、バトン部の大会があります。

ジャパンカップ

場所：東京体育館
出場時刻：17：21（前後することがあります）
入場料：指定席2900円、自由席1000円

さて、昨日の続きです。

第３回は、再び３人一組のグループカウンセリング形式で、まずは自分の美点について話してみました。

聴き手は、話を聞いた感想を話し手にフィードバックしていきます。その中で少しずつ、各自が自己理解を深めていったようです。

そして、その後、課題として出されていた「なりたい職業」について発表し合いながら、聴き手が「その職業を選んだ決め手は？」「なぜその職業にしたのですか？」といった質問を重ねることで、各自が自分の進路についての考えをより深めることができました。

最後に次回までの課題として、本校の教育目標を踏まえ、「28歳になった時の自分」をイメージして、それを実現するためには

どうすればよいかを具体的に考えてくる、というものが出されました。

そして、いよいよ最終回。それぞれが考えてきた各自のビジョンを全員の前で発表しあいました。

第１回の時には「進路をどう選択したらよいか分からない」と言っていた人が多かったことを考えると、嘘のようにそれぞれが自分の将来像を明確に口にしていきます。

それが本当に実現できるかどうかはもちろんまだ分かりません。しかし、「挑戦してみたいこと」の方向性が分かったことで、今後の進路選択についての不安はかなり減ったように思います。さらに、スタッフの皆さんがどのように文理選択をし、その後どんな風に歩んできたのかというお話しも伺いました。

人生の先輩方のお話しを聞いて、必ずしも「成功」とばかりは言えないながら紆余曲折を経てそれぞれが歩んでこられた道のりについて自信を持って語られる姿を見て、あれこれ模索しながら進んで行けば道は開けると分かり、とても心強く思えたことと思います。

最後に講座を終えた生徒の感想をいくつか紹介します。

「この講座を通じて、最初の回を受講したときはどうやって将来のことにつながるのか分からなかったが、だんだんとビジョン

を作成することまできて、自分のためにもなったし、よい機会になりました」

「自分を冷静に見つめ直して、現状を整理できるのがよかったと思います。文理を選択してしまったらもう戻れないので、今の

内に考える機会ができてよかったです。」

「本当に自分のことがわかるのかすごく疑っていましたが、最後には何となくつかめた気がします。自分が見えてきました。あ

りがとうございます。高校生だからまだやり直しがききますよね！」

ご協力いただいた、株式会社ジェックの皆様、本当にありがとうございました。