2010/9/1 水曜日

2学期始業式・為末大さんのお話

今日は2学期の始業式です。まだまだ夏休みが続いてほしいのに・・・という気温の中、生徒達は元気に登校してきます。

始業式では、バトン、吹奏楽、水泳の各部の表彰がありました。
そして、私の講話のパートは、今日はゲストのお話です。
お越しくださったのは、オリンピック3大会連続出場、世界陸上のメダリスト、為末大さんです。
お話の内容は、1学期始業式でも話題に出した、
ジャストギビング」の紹介、
(英国発・世界最大級のソーシャルチャリティサイトで、個人が自分の寄付したい団体と、自分がチャレンジしたいことを載せると、それに共感した人から寄付が集まるという仕組み)元プロ野球選手の古田さんがトライアスロンにチャレンジしたときの記録をスクリーンに流しました。
そして、その寄付先の例として、為末さん達アスリートが立ち上げたアスリートソサエティ(「スポーツを通じて、世の中に希望を」を理念に、アスリートと社会との関わりをサポートしながら、多彩な活動を行なう団体)
の紹介です。

本校の卒業生も、のべ8人がオリンピックに出場していますが、アスリートを支える環境が整っていないのが日本の現状です。
今日、為末さんからは「4年後のロンドンオリンピックの時には、またそれが話題になるが、本当に大切なのは、その間の時期、今、どれだけトレーニングができるかということ」というお話もありました。

オリンピックやワールドカップで活躍する選手を応援することで、私たちがもらっている力を思うと、何か小さなことでもサポートができればと感じました。

生徒達が、今日のお話を通して、誰かの為にチャレンジすること、それが初めは小さな力でも、人と協力することで世の中のためになる動きを作っていけることを学んでくれたらうれしいです。

寄付はカード決済なので、大人の協力が必要ですが、チャレンジは子どもにもできます。イギリスでは7歳の男の子が自転車で近所の公園を周回するという目標を立てて、ハイチ地震の被災者への寄付をつのりました。

この紹介を本校でするにあたって、中高生が安全にチャレンジできるような工夫をしていただきました。

品女生には、失敗を恐れずチャレンジする人に、そして将来、世の中をよい方向へと導く人に育ってほしいと願っています。

生徒に紹介したからにはまず、言い出しっぺからということで、私もチャレンジします。→ https://justgiving.jp/c/650