生徒・卒業生との会話
こんなこともありました。
生徒:「試験一つはだめでした」
私:(上手くフォローできず・・・。訳の分からないことを言ってしまう。)
生徒:「先生、大丈夫です。プラスに考えれば○人合格者が出たので、たぶん私はその次だったんですよ」
私:「そうよね、きっとそうよね!」(私が慰められてどうする)
その後の試験で、「私はきっと自分に一番合った学校に受かることになっているんだ!」と気持ちを切り替えて、見事合格したそうです。
(西棟と東棟の間渡り廊下の花)
本校の6年生も、本校を受験する受験生もうまくいくとき、うまくいかないとき両方あると思います。そんなときのヒントになるかなと思う話。
先日、22歳になった卒業生が遊びに来て。
元担任:先生、○○さん、公認会計士受かったんですって
私:おめでとう。すごいじゃない。大変だったでしょう?どのくらい勉強したの?
卒業生:2年間、一日12時間以上はしました。
私:よくそんなに集中できたわね。いつ受けるって決めたの?後輩にアドバイスある?
卒業生:大学入試が終わったときです。第一志望校に受からなかったとき「資格を取る」と決心しました。会計士の勉強に比べたら受験勉強なんて「へ」ですね。
挫折も必要です。私は一年目、真剣にやってだめだったから2年目は気合いが入りました。受験は最後は精神力だと思います。受かると思って受けなくてはだめです。
私:在学中にやっておけばよかったことは?
卒業生:私大文系で数学をやっていなかったことは後悔しました。会計士は微分積分の知識が必要なので。
私:で、それはどうしたの?
卒業生:気合いです!(気合いで微積が解けるんだろうか・・・)
その後しばらく話しましたが、就職先は監査法人に決まったそうで、そこで実力をつけて独立したい。品女で会計士や税理士になった人を集めて業界組織をつくりたい。今後は差別化が必要だからさらに勉強したい。と、まぶしいくらい頼もしかったです。
在学中は、行事にもクラブにも燃えていた子です。
(西棟玄関にはクリスマスホーリーが実をつけています。望遠で撮ってみました。修学旅行までには腕あげなきゃ。)
私もそうでしたが、そのときはつらいこと、がっかりするようなことが、後の人生のために必要なステップであることがあります。目の前の事だけにとらわれそうになったときは、例えば28歳の自分を想像してみてください。
そして、そこから今の自分を見てみると何かが違って感じられるかもしれません。
今日は、28歳の卒業生のホームカミングデーです。
また、いろいろと楽しい話が聞けそうです。