グロービス交流会報告
今日は、防災訓練と始業式を行いました。沢山の部活表彰がありましたので、後日、ご紹介しますね。私からはこのなつ、トライアスロンのアイアンマンレースに出場したときの気づきをシェアしました。これも後日。 |
夏休みの間に行ったグロービス経営大学院の留学生との交流授業の様子を、英語科の藤川からご報告します。世界各国からMBA取得を目指して集まった志の高い留学生のみなさんと過ごし、大いに刺激になりました。
昨年度に続き、2016年度もグロービス経営大学院交流会が本校被服室で行われました。今年は、本校に来ていただいたグロービス経営大学院の学生の方々13名とグループでディスカッションをしたり、スクールツアーをしたりして、英語を用いた交流を図っていきました。
今回お越しいただいたグロービス経営大学院の学生の方々は、20代から50代の男女13名で、アメリカ、フィリピン、ベトナム、シンガポール、インドネシア、タイ、中国、レソト、日本と、かなり多様な国籍だけでなく、さまざまな経験を積んだ方々に来ていただきました。どの方も、日本でMBAを取得しようと思って来日されていて、元々日本に対して興味関心が高い方ばかりとのことでした。
会が始まる前、生徒たちは少し緊張の面持ちで、特に英語で学校紹介を任されている生徒たちはかなりのプレッシャーを感じているようでした。しかし、それも会が始まり、先方の自己紹介が始まって一変しました。それは、発言の始まりや終わりなどに“Good Job!!!!”と皆で励ましの言葉を掛け合うことがルールになっていたからでした。誰しも人前で発言するのは多かれ少なかれ緊張するものです。それが、“Good Job!!!!”の言葉をかけられることで、自信を持って発言しやすくなるので、まさに魔法の言葉のようでした。
自己紹介を終えたところで、グループごとに品女生の自己紹介とアイスプレイクのディスカッションが行われ、品川女子学院の学校紹介も行われました。先ほどまで顔がこわばっていた発表者の生徒たちは、自信を取り戻し、堂々と英語で学校紹介をやり遂げていました。
その後、グループごとにスクールツアーがあり、戻ってきてから事前に課題が伝えられていたグループワークが行われました。どのグループも、会が進むにつれて笑顔が増え、前のめりになっていき、身振り手振りを交えて自分たちの考えを伝え合っていたことが、とても印象的でした。品女生にとって、英語を話したり、大人に自分の興味関心を伝えたりすることがよい経験になったのは言うまでもないことですが、会が終わってからのアンケートからグロービス経営大学院の学生の皆さんにとっても、日本の若者、特に女子高生が実際に物事をどう考え、どんな本音があり、若者目線の日本がどのようなものなのかを知る貴重な機会になったという言葉をいただきました。コーディネーターの辻端様、清水様と話した中でも、グロービスの学生にとっても、日本で学ぶ1年間のスタートとして持てる文化交流の貴重な場になっており、また、品女生にとっても、これを機会に英語だけでなく、MBAや経営学等を身近に感じてもらえたら幸いだ、ということが挙げられていました。
生徒たちにとって、実際に自分が交流した大人がこれまでどのような経験をし、何を考え、これからどうしていこうとしているかを知ることは、とても得がたい体験になったと思います。
この交流会が世界を知るよいきっかけになったとともに、自分たちの将来を、より具体的にイメージしていくことができる会になったのではないかと、帰り際の生徒たちの表情を見ながら感じました。