2016年8月30日

クッキング 特別講座

Filed under: 世界,授業・学習・進学 — 漆 @ 1:11 PM

生徒には広い世界に視野を向け、未来から逆算して中高生の今を過ごしてほしいと思っています。そのために様々な分野で活躍する方におこしいただき、特別講座を開催しています。今回は、フランスをベースに世界的に活躍なさっている松嶋啓介シェフにお越しいただき、食から文化を考える講演&実習をご指導いただきました。この日教えていただいた料理を松嶋シェフが作るシーンが、ちょうどこのとき発売中の雑誌(連載名『神の雫』)に掲載されていたので、生徒たちは買いに走っていたようです。

担当の二村より報告です。

先日、松嶋啓介様にご来校いただき、特別講座を開講致しました。松嶋様は、2002年、南フランスのニースにフランス料理レストラン 『Kei’s Passion』(現『KEISUKE MATSUSHIMA』)を、2009年、東京・原宿に、『Restaurant-I (レストラン アイ)』』(現『KEISUKE MATSUSHIMA』)を開店し、2006年、本場フランスのミシュラン一ツ星を外国人最年少で獲得したことでも有名な方です。

メニューは、南フランスの母の味である、ラタトゥイユでした。人が戻ってきたくなる母の味には、旨味が豊富であること。人間が最初に口にするおっぱいにも旨味が豊富であること。ズッキーニやパプリカなどの食材についてなど、様々なことをご教授いただきました。

講義の後はグループで実際に調理だったのですが、塩を入れすぎてしまうグループなどもありましたが、各テーブルを巡回しながら丁寧に指導して下さったので、どのグループもおいしくできました。

その後生徒にお礼状を書いてもらいました。「教えていただいたおかげで、玉ねぎを涙が出ないように切ることができました」「野菜が食べられなかったのですが、今回は食べられました」「家族のために作りました。今まで作った中で一番おいしいといてもらえました。」「食についていろいろ意識しながら料理をしてみると、前よりもだいぶごはんがおいしくなったように思います」等と書いてくれました。松島様にお送りしたところ、早速ブログで紹介してくださいました。心より感謝申し上げます。


この講座で何より印象に残ったのは「人を良くすると書いて食、人を良くする事と書いて食事」という言葉です。ついつい忙しくて手を抜いてしまいがちな食生活を見直す良いきっかけとなりました。

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