⑯教科イチ押し【大森 海苔のふるさと館】
今日何日だっけ?と、ふと職員室の席の後ろのホワイトボードを見たら、2月22日!なんだか縁起がよさそう(朝、気づきたかった・・・)
さて、教科イチ押しの続きです。
本校のある品川はかつて海苔の産地で、近所には多くの海苔屋さんがありました。まだ、海苔の専門店も商店街にあり、品川巻きというおせんべいに海苔が巻いてあるのもその名残です。土地の開発や埋めたてが進んでよい面も沢山ありますが、その一方で、日本の伝統文化が失われていくのは寂しいことです。
生徒達にとっても、そんな日本の食文化を考える一日になったようです。3年生は今日から学年末テスト。もうすぐ修学旅行です。現地での日本文化のプレゼン、交流校のみなさんもきっと楽しみにしていると思います。
担当の佐藤より報告いたします。
今日は、普段みんなが食べている海苔について、勉強しようと思い、見学会を設けました。まずは、会議室にて、学芸員の方から、平和島あたりの海苔の歴史について教えてもらいました。この地域の海苔は、約300年前に始まり、現在は海苔作りはなくなってしまいました。しかし、後世に残そうと、技術の継承の場として、この博物館が形成されました。
生徒たちは、事前に勉強してきた事前学習ワークシートを参考に、学芸員の方の話を真剣に聞いていました。時には質問もして、積極的でした。 次に、学芸員の方に教えてもらいながら、海苔つけ体験をしました。
この写真は、生海苔から干し海苔を作っているところです。均等に枠の中に生海苔を急いで入れるところが難しかったです。その後は、乾かしました。できあがるのは、もう少しあとです。できあがりが楽しみです。 博物館の展示も見学してきました。後ろの船は、海苔を取るときのものです。海の上の仕事は大変そうです。 この乗っている道具は、海苔下駄というものです。海苔下駄をはきながら、海の中で、ふりぼうを踏み、竹ヒビをさす作業が海苔づくりのはじめです。海の中での仕事は思うようにできず、厳しいものだとわかりました。 2~3日後には、海苔が学校に届きました。一人一人に海苔が配られ、火であぶって食べました。とてもおいしかったとのことです。海苔を作る大変さをあらためて感じました。
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