憎しみという概念
今日はさわやかな秋晴れです。土曜は肌寒い中、オープンキャンパスにお越しくださりありがとうございました。
また、週末に開催された州村先生主催の活け花展にも多くの品川ファミリーのみなさんにお越しいただきました。ありがとうございました。
州村先生は、世界各国で活け花を通じて日本文化を伝えられています。私も日本文化に流れている「和の心」こそが、これから資源の枯渇する世界に必要になる、そんな時代に、生徒達には貢献してほしいと願ってきました。
そして、今回の作品にも、多様な子供達が「集う」、互いを活かし合う場としての学校を表現しました。
そんなとき、フランスのニュースを聞き、悲しい気持ちになっています。
南アフリカのペコ大使の授業の際、生徒が「こんなことを伺っていいか分からないのですが・・・」と、質問をしました。
自分たちを虐待しつづけてきた相手に対して憎しみを感じることはないのか?という内容でした。大使は、このようにお答えになりました。
「私の両親は、相手にやられたからやり返すということ、憎しみという概念を私に植え付けなかった」
そして、「次世代の、そして女性こそが平和の担い手としてのパワーを持っている。みなさんの活躍に期待している」ともおっしゃっていました。
「まして我ら平和の使い」
という私達の校歌に込めたられた思いを大切にしていきたいです。