2018年7月23日

1年道徳 コミュニケーション・ワークショップ

Filed under: お知らせ,授業・学習・進学 — 漆 @ 4:55 PM

昨日から2年生の新潟宿泊行事が始まっています。明日からは夏期講習です。

さて、一学期に私が行った一年生の道徳の授業の様子です。

宿泊の班決めなどでもめる時期です。考え方の違う人と議論することは良いことです。人との違いを乗り越え、活かし合うことが生徒の成長に欠かせません。
 自分で短所と思っているところをクラスメートに伝え、クラスメートはそれを長所にかえて戻すという体験。その気づきをシェアしてもらうといろんな見方が。
 担任とデモンストレーション。

短所と思うことも、時と場所を変えて見れば長所になることも。

価値観の違いを知るエクササイズ。友人関係で気をつけていることを書き、
3人で交換し、友達がなぜそれを大事にしているのか、その理由を想像してみます。
人の行動の奧には価値観があります。
行動が同じでも、その背景にある価値観が違うこともあります。
「なぜ、この人はこんなことをするのだろう?」
「なぜ、私はこういうとき嫌な気もちになるのだろう?」
行動の奧にはその人の大切にしている価値観がある。
このことを知っているだけで、人間関係はスムーズになります。

最後が、アサーションの質問。さわやかな自己主張についてです。

思ったことを強く言いすぎて相手を傷つける自己主張、思ったことを言わず我慢して自分を傷つける自己主張、どちらも誰かが傷つきます。お互いに幸せであるためにはどんな工夫をしたらいいでしょう?それをみんなで考えました。

最後に、情報リテラシーのお話。今は噂もSNSで一気に広がる時代なので、事実の確認の仕方について具体的な事例をお話ししました。

これからは、多様性の時代。生徒には、自分を伝え、相手を知り、違いを活かし合える人に育ってほしいと願っています。

*再掲です。高生のエントリーの仕方が優しくなったので、是非、チャレンジを。
独立行政法人統計センターでは、「統計でみる市区町村のすがた」の情報に基づいたデータをまとめました。 高校生にとっても、身近で扱いやすいデータです。高校生等を対象に、当該データを用いた論文を募集し、アイデアと解析力を競うコンペティションが開催されます。総務大臣賞が出ます。