品女生は皆が積極的なのか?という質問をよく受けます
「品川女子学院は、明るく積極的な生徒ばかりなのか」ということを、よく質問で受けるのですが、そんなことはありません。他校とあまり変わらないと思います。
ただ、1年生の時から人前で話したり、挑戦することを奨励されたりしているので、校風というか学校文化のようなものはあると思います。
下に先週の3学年担任の保護者向けブログより抜粋したものを載せます。どうぞ参考にしてください。 広報部長 平川
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さて、今週の水曜日には修学旅行委員決めと文化祭の反省を行いました。
修学旅行委員決めですが、実は3名の枠のところ、
うちのクラスからは6名が立候補してくれました。
本当は6名にやってほしいのですが、他のクラスとの関係もありますし、
どうにかして3名に絞らなければならない。
どうやって決めようかと子供たちと相談したところ、
立候補者に一言ずつ意気込みを言ってもらい、
それを基準に選挙を行うことにしました。
(この決め方を決めるときにも、あーでもないこーでもないと
みんなで一緒に考えて、納得のいくまで話し合いました。)
立候補者は
「こういう修学旅行という機会に、みんなが楽しめるお手伝いがしたい。」
「自分の経験値を上げるためにも、是非やりたい。」
「ずっと行事の委員をやってきた経験を活かしたい。」
などなど。
本当に立派な演説でした。
一人一人の演説を聴きながら、クラスの子たちは終わるたびに大きな拍手。
そんな中で3名に決めなければならないことは、大変辛いことでした。
最終的にはみんなで手を挙げて選挙をして、3名を選びました。
それでも何となく残念な思いが残る子供たちに、私の方から
「やりたかったけどできなかった子たちにも
何らかの形で関わってもらえるように、○○先生(学年主任)にお願いするから。」
ということで一応一段落しました。
積極的に手を挙げてくれる子もすばらしいですが、
その人たちに対して敬意を表し、最後まできちんと拍手をした子供たちもすばらしい。
「良いクラスだね。」
と誰かが言っていましたが、本当に大きく頷きながら、
私もその言葉を噛みしめていました。
文化祭の反省をしながら、合唱祭に向けての意気込みを書かせていると、
「賞を取りたい!!」
と書いている人たちの多いこと。
ヤル気とか前向きな姿勢とか明るさとかって、こちらから授けることが非常に難しいものです。
そういう意味では私はこのクラスになって苦労したことはないかもしれません。
その他の意見で目についたのが、
「協力してやりたい。」
「雰囲気良く、やっていきたい。」
「温度差がないようにしていきたい。」
などなど。
こんな意見が出るのも、今までの積み重ねがあってこそだなと。
中等部最後の合唱祭。
思い出に残るようなものであればと思っております。