二年ぶりの宮城県七ヶ浜で
先日、宮城の七ヶ浜の復興トライアスロンレースに参加してきました。2012年7月2日のブログでも紹介したレースです。今年は、自転車だけでなく、三種目、津波で大きな被害のあった海にも入りました。
あのとき、山の上に上がったままだった船は片付けられていましたが、壊れた家のがれきはテトラポットの中に留まったままでした。ガードレールは曲がったままのところがありますが、津波でまるごと流され、区画だけが残されていた区域に家がポツポツと建てられています。
被災地の中にも復興している部分と震災の爪痕が残った部分があり、それを目の当たりにすると東京にいて報道で知ることと現実がかけ離れていることを実感します。
行ってどうするのかと躊躇することもありますが、行けば「来て、知って、伝えてくれるだけでもありがたい」と言われることもあります。現地に行けなくても、クラウドファンディングやふるさと納税、様々な形で協力できることがあります。
今年の夏休みも、インターアクトの生徒達が女川にボランティアに行きます。中高生の目でみた事実を伝え、中高生にできる行動につなげてくれると思います。
報道もされていますが、7月1日より節電協力要請期間に入りました。学校にも文部科学省から、2014年度夏季の電力需給対策について依頼がきました。今年の夏の電力は、逼迫している西日本に電力を融通する可能性もあります。
震災後、日本のエネルギー政策は転換期に来ています。大きな方向性は国が考えるものだとしても、それは、私たち一人一人の日々の小さな行動の積み重ねと無関係ではありません。
小さなことが大きなこと。
冷房温度は28度を目安に、不必要な冷房、照明を消すなど、今、自分にできる目の前のことをしていきましょう。
*以前ブログでも紹介したAIMSのことが読売新聞・夕刊(7月3日・木)に掲載されました。記事を図書室に置いておきますので見てみてください。
*本校でも講演をしていただいたことのある木山啓子さんが事務局長をしている復興支援NGOのJENより年次報告書をいただきました。 図書室に置いておきます。