傘から落ちるしずくは数滴でも・・・
今日から期末テスト、あっという間に一学期も終わりです。
朝、雨脚がだんだん激しくなってきて、みな、傘振り場で水滴を落としてから校内に入っていきます。 |
しっかり水気を切ろうと振りすぎて「あ~、傘こわれちゃった!」という子も。
そんな中で1人、傘を片手にノートをもう一方の手に入ってきて、そのまま階段をあがろうとした子が。「傘ふってから行ってね」と声をかけたら、階段の途中でバタバタと傘をふって水を落としてそのまま行ってしまいました。
試験の朝、一分一秒が惜しいのはみな同じです。自分一人、数滴の水を落としても大きな影響はないかもしれません。でも、今日のような日、全校生徒の傘から落ちるしずくはバケツ数杯になります。雨の日に廊下で滑って怪我をした子もいます。
小さなことが大きなこと。
小さなことをいいかげんにすることが大きな災いを呼ぶこともあり、小さな力を合わせることで大きなことを成し遂げることもあります。
短い時間ではありますが、私が毎朝、玄関に立っているのは、
「おはようございます」と挨拶をすること、
靴下一つもルールを守ってきちんと着ること、
そういう小さな積み重ねが、生徒一人一人の未来につながると信じているからです。
おやごさんも、教員も、大事な子供の近くにいる大人は、彼女達が手の届かない所へ巣立つ前に、嫌われても、うるさがられても、めんどくさくても、小さな大切なことを伝え続けていきたいです。