2013/11/5 火曜日

ツール・ド・東北に参加して

カテゴリー: その他 — 漆 @ 15:43:34

昨日は、宮城県で行われたツール・ド・東北という復興支援のツーリングに参加してきました。参加者と地域の方々が互いに応援し合う、一体感のあるあたたかいイベントでした。

現地の高校生が、「高校生だからこそできることがある。震災で人の役に立つ生き方をしたいと思うようになった。将来は東北に人を呼ぶイベントの会社を起業したい」と言っていた力強い言葉が心に残りました。

これまでも福島へ里帰りするときや、ボランティアで被災地に行くことが何度かありましたが、被害の大きかった三陸の女川町や雄勝町で、基礎から根こそぎ倒れたビルや、浸水し、多くの犠牲者を出した学校を目の当たりにし、言葉を失いました。

七割の家が倒壊した地域もあり、報道されたものを間接的に見るのとは大違いでした。

案内をしてくれた方の言葉です。

「この地域では一割近い方が亡くなりました。震災当日、自分は職場にいて、家が海辺にあったので、津波のこと知った瞬間、親と家内のことはあきらめました。でも、学校にいる子供だけは助かってほしいと祈りました。大人はいい、子供だけはと。あのとき、自分にとって何が一番大切なのかを思い知らされました」

幸い、ご家族は無事だったそうですが、今も仮設住宅に住んでいて、「通気のために下が木でできているので、小さな余震でも大きく揺れる。外出中、震度4で冷蔵庫が開いてしまったこともある」とおっしゃっていました。

その仮設住宅の前に出て、「来てくれてありがとう~」と、手を振って応援してくださる皆さんに、走りながら涙がでました。

東京から来たと言うと、「女川のがれき八万トンは東京都が引き取ってくれたんですよ。ありがとう。」とも言われ、同じ日本の中で、温度差が広がってはいけない。もっと自分にできることがあるはずと改めて思いました。

現地で、仙台に赴任中の在校生のお父さんや、ヤフー・ジャパンに就職している卒業生に会え、心を強くしました。

本校は、関東大震災の際、地元の女性達のボランティア活動がきっかけとなって創立された学校です。その役割を忘れることなく、復興地の方々のことを心に、今できることをし続けていきましょう。

協力してくれた、インターアクトクラブのみなさん、ありがとう。

*オリンピック・パラリンピックの招致でスピーチをした佐藤真海さんもボランティア・アンバサダーライダーとして参加しました。
ジャスト・ギビングでチャレンジをしています。品川ファミリーのみなさん、「品女○○」からということでご協力、どうかよろしくお願いします。

*事務部から9月の電力使用状況お知らせします。小さなことから日々、できることを積み重ねましょう。

9月(9/3~10/2)は、東棟、西棟とも最大需要電力は増加しましたが、使用電力量は減少しました。 ご協力ありがとうございました。 東棟 最大需要電力   353KW (前年同月比 3.2%増) 使用電力量 71,195KWh(前年同月比 5.4%減) 西棟 最大需要電力   205KW (前年同月比 2.0%増) 使用電力量 44,635KWh(前年同月比 2.8%減) 学校全体の使用電力量は前年同月比4.4%減でした。 9月の最大需要電力のピークは、以下の時間帯に記録しました。 東棟が9月22日(日) 10:30~11:00 西棟が9月07日(土) 13:30~14:00 文化祭当日や準備の放課後に使用量が多くなりました。 ※冬に向かい節電が必要になります。 引き続き節電へのご協力をお願いします。

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