2013/11/22 金曜日

早稲田大学連携授業(建築)

カテゴリー: お知らせ,早稲田大学 — 漆 @ 17:08:02

保護者の皆様には、火曜にお子様にお手紙をお渡ししましたが、本日、ダイヤモンド社より「伸びる子の育て方」を出版しました。

30年近い教員生活の中で日々、生徒、卒業生、保護者の皆様から学んだことをベースに、昨年、ジェトロのミッションで訪問したサウジアラビアや国際会議にで訪れたミャンマーなどで情報収集した最新の世界の教育事情にもふれています。

入学直後にご協力いただいたアンケートによる受験生のおやごさんへのアドバイスも収録させていただきました。

本日より6回にわたり、ダイヤモンド社書籍オンラインにてインタビューが掲載されます。(第1回インタビュー

早稲田大学連携授業のつづき。担当の塩崎からの報告です。

都市を創る仕事/街を育てる仕事」
創造理工学部建築学科  佐藤 宏亮先生

2020年東京オリンピックの年は、17歳の生徒が24歳、つまり社会で活躍し始める頃です。
佐藤先生は講座の初めに、メインスタジアムとなる予定の、新国立競技場国際デザイン・コンクールの最優秀賞となったザハ・ハディド氏の作品を見せてくださり、「これを創りたいと考える人は注意!」というお話をされ、生徒の興味を引きつけてくださいました。

『ALWAYS 三丁目の夕日』に見られるような、ちゃぶ台があって父親が家長だった時代と、現在と、未来では、建築に求められる機能が異なります。

2020年の東京はどのようになっているかという視点が必要なのだということでした。

今までと違う住宅として、例えば単身世帯の増加に注目したシェアハウスや、高齢化に注目した病院の機能を取り込んだ住宅などが出てきています。
共有のオフィスなどもできている、という具体的なお話もしてくださいました。

先生の実際のお仕事として、徳島の小さな集落の村おこしのお話も写真を見せながらしてくださり、住民と行政の間を結ぶお仕事のイメージが生徒たちにもよくわかったことと思います。
時代によって発想を変えていかねばならないところこそが建築のおもしろさだ、というお話が印象的でした。

■生徒の感想より:
・今までの建築のイメージは、デザインや構造的なもので、私もデザイン系のことにしか興味はなかったが、建築の奥深さを知り、デザインだけでなく、もっといろいろなことを学びたいと思った。
地域に出向いて調査するだけでなく、実際に若者に使ってもらい利便性を考えるなど、建物を考えるときは外側からではなく内側のデザインから始まることも初めて知った。
本当におもしろくて、もっと話を聞きたいと思った。(理系)

・すごく楽しかったです。ストーリーから考える、中身から形にする。大切にしたいなと思いました。(文系)

今日はこれから、夜の学校説明会です。以前は、この時間帯の説明会は、仕事帰りに参加なさるお父様の姿が目立ったのですが、今は、お母様も多く参加なさいます。ここにも女性の可能性が広がる社会の様子が実感されてうれしくなります。

*文化祭の孝庵さんコラボ商品が【品川区大商業まつり】で販売されます。

11月23日(土・祝) 10時~16時  品川中小企業センター1F