人生いろいろ
卒業生の島倉千代子さんが逝去されました。
謹んでお悔やみを申し上げます。
品川のお生まれで、小さい頃から歌が上手で、品川神社のお祭りでは舞台に上がって歌っていらしたそうです。
高校で音楽を専門に学べる学校へ移ったあとも、本校の区切りの年には、直接電話でご連絡をいただいたり、同窓会報に寄稿してくださったりと、お優しく、気配りを忘れない方でした。
少し前にも母校を訪問したいという取材の依頼がありましたが、前理事長の漆光が他界して会えないことにがっかりなさっていたそうです。
以前、後輩に向けていただいたメッセージを在校生のみなさんにお伝えします。
“い・ろ・い・ろ” 島倉千代子
何ひとつほめられた事の無かった私だけど、『35年ひとつの事に打ち込んできたこと』をはじめてほめられ
人生最高の幸せを感じている今日この頃です。
苦しくて 悲しくて つらすぎて何度歌をすてようと思ったことか―――でも苦しんだ分だけ慶びや楽しみがありました。
小さな喜びや楽しみを大きく味わう様 心がけてきました。人生いろいろ!いろいろな幸せがあるけれど
自分にとって何が幸せか 一番幸せなものをさがすのも自分です。
私はうたうこと!
うたっていれば生きていると思う。今もうたっていられる事を感謝しています。
学生時代がとても大事であり 一番楽しいときでもあります。これから過すみなさん。残り少ないみなさん。
悔いのない思い出多い学生生活をおくってください。
加古川にて 島倉千代子
同窓会報に寄稿してくださった自筆の文章 |
70周年にいただいたメッセージ |
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