特別講座 生物
首都大学東京の先生にお越し頂き、生物の特別講座を開講しました。 | |
理科室をのぞくと生徒が顕微鏡に釘付けになっていたので、思わず私も一緒に見せてもらいました。受精卵が一日一日形を変えていくのにびっくり!理科の教科書では何度も見ていたのですが、やはり実物は迫力が違います。 |
心臓の拍動が見えて生命の神秘を感じました。
当日の様子を、理科の茨木からご紹介します。
11月14日(土)首都大学東京の福田公子先生をお招きし、講義をしていただきました。
まずはニワトリ胚の観察を行いました。胚はヒトでいうと胎児にあたります。
受精後2日の卵を開け、胚を取り出し、顕微鏡で観察しました。
胚の取り出し方をご説明いただいた後、一人一つ卵をいただき、実際に開けてみました。中に生きたニワトリ胚があると思うとなかなか思い切りよく殻に穴をあけることができない生徒も多かったのですが、手を動かし始めると、手際よく進めておりました。 顕微鏡をのぞくと、受精後2日にして大きな心臓が拍動しているのが見え、
「すごい!」
とあちこちで歓声があがっていました。
3日胚も観察させていただきました。赤血球が勢いよく心臓から送り出される様子が観察でき、多くの生徒が釘付けになっていました。
ある卒業生が、「生物の授業で解剖をしたとき、はじめは気持ちが悪かったけれど、だんだん構造はどうなっているんだろう?と興味がわいてきた。それからは、知らないことをどんどん知りたくなって、最終的に生物を学ぶ学科へ進学した」と言っていました。
中高時代に大学の先生方から直接学ぶことで、さらに専門分野への興味は広がっていくでしょう。
大学の先生方のご協力に心から感謝しています。