2009/12/1 火曜日

留学成果発表会

カテゴリー: 28プロジェクト:世界 — 漆 @ 16:26:19

留学成果発表会が行なわれ、本校から海外留学した生徒6名、海外からの留学生7名が、それぞれの留学の成果を発表しました。

_mg_0521.jpgまず、本校から留学した生徒による英語のプレゼンです。

オーストラリア3ヶ月留学の生徒はブリスベンにある姉妹校Ipswich Girls Grammar Schoolに通っていました。
この学校では現地の生徒や他国からの留学生と共に寮滞在をします。滞在中に16歳の誕生日を迎えた子が

「誰にも祝ってもらえないかと思っていたら、みんなに祝ってもらえて、今までで最高の誕生日になった」とスピーチで語っていました。

ニュージーランドに留学した生徒達は新たに姉妹校に加わったSt. Dominic’s Collegeに通いました。
こちらはホームステイをするのですが、それぞれにいい体験ができたようです。

「ホストファミリーがお客様に、This is my daughterと紹介してくれた」

「3ヶ月留学は短すぎた。もっともっと長く滞在したかった・・・だから、6ヶ月コースも作って下さい!」(イギリス、オーストラリア、ニュージーランドに3ヶ月と一年のコースがあります)
 
「自分の思い出の中でどれが一番いい思い出か、というのは決められず・・・。すべてがいい思い出。そして、思い出だけではなくもっと英語を聞けるように、話せるようになりたい!という新たな目標ができた」

_mg_0524.jpg海外から本校へ来ている留学生の日本語によるプレゼンもとても楽しいものでした。

今、在学中の留学生は7人です。

アーシャ(ロシア)
エイダ(オーストラリア)
リディア(アメリカ)
リサ(ドイツ)
カミン(タイ)
ソヒョン(韓国)
エマ(デンマーク)

_mg_0531.jpg「東京はベルリンの人口の4倍、こんなにたくさんの人を見たことがなくて驚いた」

「私の国には色々な人がいて、私は中国生まれアメリカなまりのオーストラリア人です」

「違う文化に育ったから初めは理解するのが大変だった」

「この学校のからあげとお別れだと思うとさびしい」

_mg_0536.jpg(手に持ってるのがからあげ。紙で涙まで作ってました)

初めのうちはなかなか日本人の友達ができなくてふさいでいたこともあったと、国際交流部の教員が涙ぐんでいました。

朝、玄関で迷っていて、(アジア系の子は一見、日本人に見えるので)私が日本語で話しかけても分からない、それではと、英語で話しかけても分からない、そんなこともありました。

台風の日などは、玄関に入ってくるなり、泣き出してしまったこともありました。(ラッシュに驚いたのか台風が初めてだったのか)

「色々なことがあったから自分は強くなった」と話している子がいました。

_mg_0539.jpg留学中は思いがけないできごとや、困難なことにも多く出会います。それを乗り越えたからこそ、成長という大きな成果が得られたのでしょう。

今、1月からニュージーランドに留学する生徒達が準備中です。そして、また様々な国から留学生がやってきます。

留学は家族の協力はもとより、学校、ホストファミリー、多くの人のサポートも必要です。そうした支えがあってはじめて貴重な経験ができることを心に、より充実した時間を過ごしてほしいです。

ホストファミリー、留学団体の方、生徒、保護者の方々と多くの方にお越しいただき、発表者たちもうれしそうでした。ありがとうございました。

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