太陽のコンサート
昨夜、20日のブログでご紹介したモンゴルの孤児達による「太陽のコンサート」に行ってきました。
彼らのダンスや演奏の技術の高さ、明るくイキイキとした表情に目を見張りました。
と同時に、その姿が生徒達と重なって、
「うちの子達よりずっと年下の子もいるのに、家族がひとりもいないなんて・・・」と、何とも言えない思いがこみ上げました。
昨日は、また別の国際的なNPOを運営している女子学生が二人訪ねてきました。学業と両立してこういった組織の運営をしているそうで、しっかりしてるなぁと感じました。
偶然かもしれませんが、最近出会うこういったボランティア組織のリーダーは若い女性が多く、女性の社会進出にともない、これからの日本社会は大きく変わっていくのではと次世代が楽しみです。
一方、その卵を預かる女子校としての責任も感じます。
本校のような私立の一貫校は、独自の教育方針のもとに生徒が集まるため、環境や価値観の近い仲間の中で成長期を過ごすことになります。
卒業生が「やっぱり品女の子といると楽しい」「一生の友達ができた」などと言うのを耳にする度、
「よかった。ずっと支え合える友達と出会えて」と、嬉しく思う反面、
「この子たちは多様性に欠ける人間関係の中にいないだろうか」
「自分たちだけが正しいと思ったりしていないだろうか」
と、不安になることもあります。
心身の成長期である中高時代、生徒達には
「世界をこころに」 広い視野を開いていってほしいです。
そして、そのために在学中、もっと多くの情報や体験のチャンスを提供していかなくてはと、あらためて感じています。