留学成果発表会・留学生集合写真
これから3年生とニュージーランド修学旅行に行きます。世界で初めて女性に参政権を認めた国であり、ダイバーシティーを推進する国でもあります。生徒達には、そうした国に10代の多感なときに身を置き、多くのものを吸収してきてほしいです。
さて、この体験が次の留学へとつながる生徒もいます。先日、おこなった、留学成果発表会の様子を担当の田辺より報告します。
1月28日(土)午後、今年度3回目となる留学成果発表会がありました。発表会は2部構成となっており、今回は海外から受け入れをしている4名の生徒による日本語の発表と、海外留学した4名の本校生徒による英語の発表でした。
海外から受け入れている留学生は、最初に4月に来日したクリシタルさん(フィリピン)が発表しました。10ヶ月の留学終了を1月末日に控え、留学から得たものという主張がこもった貫禄のあるスピーチでした。9月に来日したアメジストさん(イギリス)は10ヶ月のちょうど半分となる5ヶ月を終え、前回はイギリスの学校の話題でしたが今回は日本での思い出ができたようで日本の話をしてくれました。11月に来日したジョダンさん(オーストラリア)は2月8日に3ヶ月留学を終了します。迷子になった話やクラスメイトとディズニーシーに行った話など、写真を交えて話してくれました。1月10日に来て本日が最終日となったキャサリンさん(香港)は短いステイでしたが、日本での思い出とジャニーズの嵐について情熱溢れるスピーチをしてくれました。4人はそれぞれホストファミリーの皆様との思い出を特に熱く語っていました。ホストファミリーの皆様、留学団体の皆様、留学生を毎日支えて下さいまして、本当にありがとうございました。
本校から海外留学した生徒の英語の発表では、ニュージーランドにある姉妹校St. Dominic’s Collegeに3ヶ月留学した生徒1名、カナダのビクトリアに留学していた生徒4名が発表しました。それぞれ留学を通じて英語力の向上をさせてきただけではなく、留学したからこそ出来た経験について自作の英文でスピーチをしてくれました。St. Dominic’s Collegeは3年生の修学旅行でも一部の生徒が通う学校です。かつて通った場所にまた通いたい!と決意して留学しました。インターナショナルなホストファミリーから中国語を学んだりも。カナダのビクトリアに留学した4名とった授業はなかなか面白く、カフェテリアで販売する料理を作る授業なんていうものもありました。ホストファミリーも様々で自分の手で家を作った方の家庭に滞在し、滞在中には部屋が1つ増えたりもしていたようです。
このカナダ留学した生徒のうち1名は文部科学省創設の官民協働プロジェクト「トビタテ!留学JAPAN」第2期生として選ばれ奨学金をもらって留学してきました。彼女のテーマは「演劇」。実際留学してみると思ったような教科が履修できなかったり、自分の予想と反して留学生に現地生徒があまり興味を持ってくれなかったりして、壁はあったようですが、日本がどうあるべきか、カナダの学校の考えも含め比較し提案までしてくれました。
本校に来ている留学生も、本校から海外に留学した生徒も、ホストファミリーへの感謝や楽しかったことなど、大いに話してくれました。しかし、自国から出ていけば、当然異文化の壁があり、思ったようにできず、つらい思いをしたことはたくさんあったはずです。楽しいことだけでなく、そういった苦い経験も含めて「留学」です。楽しかった思い出もつらかった体験も必ず将来の糧になって彼女たちの未来の一助になっていくはずです。海外で自国ではできないことをする、だけが留学ではなく、自国の良さや違いに気づくも留学です。日本の将来を担う彼女たちがこの留学を胸にどんな道を進んでいくのか楽しみです。
また今回の留学成果発表会には多くの3年生が見に来てくれました。修学旅行だけでなく4年生になってからの留学を考え見に来てくれました。後輩たちにすてきな見本を示してくれたと思います。
ご来校いただきました保護者の皆様、ホストファミリーの皆様、留学に関わってくださった皆様に感謝いたします。
本当にありがとうございました。
留学生と一緒にとった写真です。 |