私学のカラー
昨日、玄関に立っていたら、後ろを通る生徒がこんな会話、
「合唱祭っていつだっけ?」
「来週の木曜よ」
振り返らなくても分かります。1年生です。この時期、朝7時の開門と同時に登校し、練習に明け暮れる上級生と違い、のんびりしています。そして、初めての合唱祭を体験し、品女生の行事にかける情熱に圧倒され、次第にこの「チームで全力投球カラー」に染まっていくのです。
色で言えば何色でしょうか。
生徒の考えた今年のポスターテーマ「多様性」の虹色? |
もしかしたら、シンボルフラワー白薔薇の白かもしれません。 |
6年生の学年カラーは白。中等部のときから体育祭の学年旗に「私たちは何色にも染まらない」と書いていましたっけ。自分軸のしっかりした品女生は染まらない色に染まっているとも言えるかも。 |
教員の集まりで互いの学校行事の話をしていると、本当に学校によって位置づけが違うなぁと思います。歴史の長い学校でユニークな伝統行事があるとか、キリスト教の学校で、何より大切な宗教行事があるとか、うちは学習優先で、行事の時にも単語帳片手という話も聞きます。
こうしたカラーは、いい悪いではなく、合う合わないです。本校のように行事に燃えてみんなで熱くなるのが好きという子もいれば、ちょっとうっとうしいなという子もいるでしょう。数字ではかれる学校の特徴はほんの一部。学校生活は様々な要素で成り立っています。そして、その重ね塗りでそれそれの学校のカラーが彩られていきます。一つ一つ微妙に違う、多彩な色から自分にあった色を選べるのが私立学校です。
今日から都内の私立中の出願が始まりました。本校も朝から受験生の親御さんがお越しになっています。一人一人、未来の幸せにつながる「合う学校」とご縁がつながるよう願っています。
*本校で講演をしてくださったノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌスさんもフェローである、社会起業家をサポートする世界的組織、アショカからお知らせです。
ユースベンチャー大集会「第8回We are the Change」
アショカ・ジャパンは、「自ら気がついた社会の矛盾に対して、何かしたい」と考え行動する若者(12歳~20歳)に1年間の実験の場を与える取り組みを2011年から行っています。「教える、(正解に)導く、アドバイスを与える」といった通常の教育の要素を取り除いた自由な環境がユースベンチャープログラムの特徴です。ユースベンチャーコミュニティーでは、エンパシー(他者の気持ちに自分を重ねる能力)、自分の頭で考える習慣、行動を起こす勇気、失敗から立ち上げる力(レジリエンス)を重要視します。
全国で活動するユースベンチャラーたちが集まり、新しくユースベンチャラーとして認定する審査会や現ユースベンチャラーの中間報告や1年の任期を終えた最終報告が行なわれます。 また今回はユースベンチャラーを中心に、福島の現状を知るために開催された「福島ツアー」の報告も行います。
日時:2月25日(土) 10:00〜17:00(途中休憩あり。入退室は自由です。)
場所:ロクシタンジャポン株式会社(東京都千代田区平河町2-16-1 平河町森タワー12階)
内容:パネル審査会:パネリスト鈴木雅剛氏(社会起業家)功能聡子氏(社会的投資家)高谷秀司氏(ギタリスト)・中間、最終報告会・福島ツアー報告過去イベント動画
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