特別講座＊魚の解体講座(フィード･ワン/エバラ食品)
一昨日、会議が早めに終わったので、次のアポとの合間に天王洲の運河沿いを走っていたら、目の前に３０センチくらいの銀色の魚が二匹！バタバタとはねています。
一瞬、飼い猫の顔が浮かびましたが、お土産に持って帰れるような大きさでもなく、無駄に命を落とすのはかわいそうと、柵の下から戻そうとしました。
ところが、太っていて入らない。なんと、私の肩くらいまである柵を乗り越えて飛んで来たようです。仕方ないので意を決して、つかんで川へ投げ戻しました。びっくりするほど強い筋力で抵抗され、昔のハトヤのCMを思い出しました。
手袋は鱗だらけですっかり生臭くなってしまいました。密かに「ボラの恩返し」を期待しています。
さて、先日行った特別講座の様子を担当の二村から報告します。これも卒業生のご縁です。
フィード・ワン株式会社様とエバラ食品工業株式会社株式会社様のご厚意により、特別講座を開催することができました。こだわりの国産水産物をご家庭で簡単に作れるお弁当で味わおう、という企画でした。1年ほど前にお肉の講座を開いていただいたのですが、いわばそのお魚バージョンといったところです。
まずは天然と養殖のお魚の違いの講義から始まりました。実際に養殖する際の魚用のエサまで持参してくださいました。スーパーで購入できる多くのブリやタイが養殖ものであることなど、さまざまなことを教えてくださいました。 ここで、特別ゲストの赤堀先生(赤堀料理学園の校長先生)も講義をしてくださいました。放送中のドラマに出てくるメニューを考案なさっている先生だと伺い、「今日作るメニューもドラマに登場します」と伺ったときは、生徒達も驚いていました。
実際調理したメニューは以下の4品です。
☆金平ごぼう～豚肉入り～
☆鰤の春巻き
☆虹鱒の曾我煮入り卵焼き
☆トマトときゅうりの浅漬け
調理中、フィード・ワン株式会社様とエバラ食品工業株式会社株式会社様が巡回してくださったので、どの班も失敗なくできました。上手な卵焼きの作り方も伝授していただきました。参加した留学生も、初めて日本のお弁当を作り、日本食を満喫していました。 保護者の方も見学に来てくださり、和気あいあいとした雰囲気となりました。持参したお弁当箱に、嬉しそうに大切そうにおかずをつめている生徒達の姿を見ていると、「将来、誰かに作ってあげることになるのかしら」とほほえましくなりました。
調理終盤には、ブリの解体ショーまで開催してくださいました。頭を切り離した瞬間はどよめいていました。すでに内臓は取り除いてくださっていたのですが、内臓を取り出すところからやっていたら、みな悲鳴をあげていたかもしれません。 試食中、赤堀先生より、食べるべきお弁当の量やバランスなどのお話しもいただきました。最後にお土産まで頂戴し、大満足で講座が終了しました。 赤堀先生、フィード・ワン株式会社様、エバラ食品工業株式会社株式会社様、本当にありがとうございました。
