⑨教科イチ押し見学会(日本銀行本店)
今日もお天気ですが、朝、玄関に立っていると手先や足先が痛いくらいに冷え込んでいました。インフルエンザが流行ってきたクラスもありますので、手洗い、うがい、防寒などで身体に気をつけてくださいね。
教科イチ押しの続きです。引率の中村からの報告です。
日本の金融の中枢、日本銀行の本店に中1の生徒が見学にいきました。
東京駅から日銀までの道のりを歩きながら、普段とはまるで違う風景に皆どこか緊張の面持ち。
日本橋のビル街の中にぽっかりと出現する日本銀行は、その重厚な佇まいが印象的です。国の重要文化財に指定されている建物に圧倒され、その造りを堪能しながら、見学が始まりました。
まずは金属探知ゲートをくぐって、中にお邪魔します。
(さすがに警備も厳重で、もちろん写真・ビデオの撮影は禁止です)
初めにビデオで、日本銀行の役割や経済について、基本事項を学びました。このビデオはとても分かりやすく作られていて、まだ公民を学習していない生徒たちにもかなり理解しやすかったのではないかと思います。事前学習としてワークシートで調べ学習をしてきただけに、より理解が深まっていたようでした。
日本銀行の役割は3つ。
・金融システムの安定(銀行の銀行)
・お札の発行(発券銀行)
・物価の安定(金融政策、公開市場調査)
この銀行がうまく働いていることが、私たちの生活にとっていかに大事なのかということです。
そして、いよいよ、その中枢へ。
生徒たちは移動の際のエレベーターに大はしゃぎでした。
まずは、地下の大金庫室へ。
その扉の大きさと重さに驚愕し(厚さは90センチ、扉だけで15トンあるそうです)、内部の広さに目を見張り、お金の保管方法や、昔からなされていた耐震構造、侵入者への対策など、興味深い話が目白押しでした。
金庫室の前の廊下には、「一億円と同じ札束の重さを体験しよう!」「金塊の重さを体験しよう!」などの体験コーナーがあり、一人一人興味深そうに持ち上げては、「重い!」「持てない!」などと大はしゃぎでした。
その後はかつての日銀の中枢部へ。総裁室につながる豪華なエレベーターに乗り込み、下りた先の、日銀の歴史を語る展示室も、天井も高く、部屋のひとつひとつが当時の日本の成長ぶりを示すような荘厳な造りになっています。
そのような場所で、案内の方が教えてくださる日銀の始まり、その歴史、そして歴代総裁のそうそうたる顔ぶれに、生徒たちは終始うなずきながら、一生懸命に聞き入っていました。(4代総裁の岩崎彌之助や7代総裁高橋是清など、聞き覚えのある名前や、知っている知識とリンクさせることのできる話題、また16代総裁渋澤敬三の肖像画にまつわるエピソードなど、興味深いものが多かったです)
興奮冷めやらぬ中、最初の集合場所に戻ってきた彼女たちは、口々に、「すごかったね」「面白かったー」と、一頻り話題に花を咲かせていました。
本店を出る前に、入口の階段で集合写真を一枚。 その後、隣接している貨幣博物館を見学して、解散になりました。
博物館の中では、お金の仕組みを知るための様々なコーナーがあって、みんな楽しそうに体験学習をしていました。昔のお金や、その技術、また、お札の特殊な印刷技術を細かく見ることもできて、面白かったです)今日の体験は、多かれ少なかれ生徒たちの知的好奇心をくすぐったのではないかと思います。
*本校の説明会で使用しているDVD等を作成している卒業生の高須さんが、「スマホ動画の作り方セミナー」を開催します。生徒の動画授業のコメンターや、特別講座なども実施してくれている方です。
■2016年2月18日木曜日 Katanaオフィス渋谷
■18:30~20:30
受講料 □一般8,000円 □学生・シニア(65歳以上)3,500円 □高校生以下無料 ※すべて税込み
お申し込みPCこちら
*元遠州茶道宗家事務局の方から「いけばな古流協会展」のご案内をいただきました。
■期日:平成28年2月10日(水)~15日(月)
■会場:銀座松屋 8階イベントスクエア