うかつあやまり
昨日は七夕、あいにくの空模様でした。
試験もあと数日ですが、試験中、登校時は勉強に気を取られ周囲への配慮を怠りがち、下校時はほっとして気が緩みがちです。昨日の朝、それが特に気になったので、帰りのHRで各担任から「マナーや挨拶は一生に関わること。テストより大事」と伝えてくれるよう頼みました。
それなのに、下校時、電車に乗るとき後ろから押されて車内でベビーカーにぶつかり、注意されたのにお詫びをしなかった生徒がいたと今朝、ご連絡をいただきました。
電車待ちの人数が多くなったときは乗る車両を分散する、周りに目を配る、うっかりぶつかったときも、すぐにあやまる。教員からも繰り返し注意し、生徒会でも登下校時のマナー改善に取り組み、以前よりはだいぶ改善されていますが、まだ、こういうことがあります。
江戸仕草に「うかつあやまり」というのがあります。ぶつかられたときでさえ、「自分も不注意でした」とお詫びをするというマナーです。
朝、玄関で、私が「おはようございます」と声をかけても軽い会釈だけで声の出ない子が多くいます。悪気はないのですが、幼い頃からの習慣がついていないのです。マナーは一生の財産。こうした当たり前のことがきちんとできる人へと育ってほしいと願います。
自分も周りも幸せにできるような将来のため、ご家庭でも繰り返し繰り返しご指導ください。
