「先生、応援しています!」・今年の企業コラボ
先日、卒業生に道でばったり会いました。遠くから「せんせ~い、品女!品女!」と自分を指さして走ってきます。「知ってるわよ」と、返事をしてしばし立ち話。別れ際に、「先生、身体に気をつけて頑張ってくださいね。応援しています」ですって。体育祭に就活報告にきた卒業生にも、「先生、理事長大変だと思いますが、頑張ってくださいね。応援しています」と言われました。こうして卒業生が母校を見守ってくれるのは本当にありがたいです。しかし、なんとなくこの上から目線。誰に似たんでしょう・・・。これも品女DNA?
水曜は、起業体験プレゼンで多くの保護者の皆さん、卒業生、そして校外の専門家のみなさんが、アドバイザ-、来年の候補として来てくださいました。こうして、品川ファミリーに支えられていることは本当に心強いです。
いろいろなところにご縁があるもので、先日、池坊の方とお目にかかったとき、こんなお話を伺いました。「展覧会で白バラを活けている方がいらして、お嬢さんの学校のシンボルフラワーを選ばれたとおっしゃるので、どこの学校かと伺ったら品川女子でした。」
振り返れば、私はこれまでの人生の半分以上をこの学校で過ごしています。その間にも卒業生や若手の教員がどんどん育っています。頼もしいなと感じると共に、私もいつか、この卒業生や保護者OB・OGの皆さんのように、応援側に回ってこの学校を見守る立場になるのだなと、そんなことを考える年齢にもなりました。(応援してくれるそうなので、もう少し頑張りますが)
さて、自分にとっても人ごとでない高齢化を迎える日本。医療費をこれ以上膨らませないため、これまで以上に健康管理、予防医療が大切になってきます。そんな社会問題を考えるべく、3年生の企業コラボ総合学習は、今年、日本のヘルスケア改革を目指す企業、ミナケアさんと行っています。代表の山本雄士さんにはこれに先駆けて、講演もしていただきました。
ある日の様子を主任の神谷より報告します。
企業コラボ授業、ミナケアさんを迎えて。春休み中の調査をもとに、その分析を経て方策を考えるフェイズに入りました。何の調査と方策か。秘密プロジェクトなのでここでは明かせません・・・。全体授業では、アンケートの採り方と分析の仕方についてのレクチャーもありました。*下準備をする。*「ふーん」で終わらない。*数字にできないものは意味を見出そう。噛み砕いた表現と具体的な事例によって、ただ聞く、何となく分析するという「アンケート迷子」から脱する方法を教えていただきました。これだけでも、文化祭での発表をはじめとする今後の活動に活かせそうです。
*高大連携をしていただいている早稲田大学の社会課題を考える会議に参加しました。このときの提言が6月20日(水)日本経済新聞 朝刊 28~29面に掲載される予定です。