なら国際映画祭・吹奏楽部コンサート
週末、ツールド東北にケネディー大使が参加なさったことがニュースになっていました。去年よりさらに発展しているようでとてもうれしかったです。
私は、「なら国際映画祭」という、
この映画祭を提唱するのはカンヌ国際映画祭(2007年)にてグランプリを受賞した映画作家・河瀬直美さん(奈良県出身、奈良在住)。ふるさとを活気づけようと奈良での開催を提唱しました。その運営のため、ファンディングをし(こちら)多くの方に応援されています。今は、夢をシェアするこのような方法があるので、文化祭で社会貢献につながる発表をするような生徒たちには、将来活用してもらいたいです。
今年、こちらに行くことにしたのは、たまたま、映画祭を応援するチャリティーの会に誘われ、座った席の左となりが奈良市長、右となりが河瀬監督というご縁からでした。
特に私が心を打たれたのは、
「日本の良さを世界に発信したい、次世代を支える日本の子供達に伝えたい」
「自分もカンヌのおかげでここまできた。映画祭で若手が制作した映画に字幕をつけてあげることで、世界に送り出すきっかけにしたい」
という監督の思いです。
監督を応援している方々のお話も心に残るものでした。
柿の葉すしを作っている老舗の方は、
「地元が嫌で飛び出したが、この映画を見たとき、自分の故郷にはこんなにいいところがあったのか、自分は何をみていたのだろうと再認識、戻って家業をつぎ、応援をしている」
映画館を経営する家に育った方は、
「奈良の地元では映画館に人が集まらなくなり、親が私の将来を考えて廃業してしまった。こうして映画祭に関わることで映画の灯をともし続けていきたい」と、おっしゃっていました。
皆さんのお話を聞き、映画祭を見て、「世界に出る人こそ日本を知るべき」という思いを新たにし、これからも和の授業などを通じて生徒達に日本文化を伝えていきたいと感じました。
*吹奏楽部が、品川区民芸術祭2014「ティーンズコンサート」に出演します。
日時:10月12日(日)午後2時開演(午後1時30分開場)
場所:スクエア荏原 1階ひらつかホール(入場無料)