2014/9/12 金曜日

映画「柘榴坂の仇討ち」特別講座(第5回)

カテゴリー: 28プロジェクト:社会 — 漆 @ 17:02:08

今日はきれいな秋晴れになりました。

今朝、生徒から、「今年はツールド東北に参加しますか?父が気にしていて」と聞かれました。
ツールド東北は、今週末に開催なんです。昨年は、現地に単身赴任中で参加してくださったお父さんもいらして、お子さんからは「もし、先生が今年もされるなら、兄も参加しようかと言っています。」と言われていたのですが、同じ日に、河瀬直美監督が主催している「なら国際映画祭」という催しにご縁があり、それが2年に一回なので今年はそちらに顔を出すことにしました。
これはまた後日、ご紹介しますね。

昨日の続きで、映画の特別講座の様子を担当の伊藤から報告します。

映画の試写会を講座受講者全員で観る機会をいただいた翌週、若松節朗監督にご来校いただきました。

まずは監督業は「工事現場の現場監督」というたとえ話から始まりました。
「資材」はプロデューサーが、「設計図」は脚本家が用意し、各担当が進める作業をチェックする仕事を監督が担います。
免許も具体的な業務もありません。ただ、最初から最後まで考え続ける重要な立場です。
完成形が最高のものになるように監督の目が各所を調整し、仕上げます。
各担当や役者のこだわりと衝突することがあっても「負けない、譲らない」とおっしゃっていました。

続いて、試写会を観た生徒から事前に募った感想や質問を扱っていただきました。
映画の内容に突っ込んだ質問もあるのでひとつだけ、紹介します。
質問:「最初の展開が急すぎるように感じられたが何故か」
回答:「本作品の主なターゲットは高齢の方であり、最初の10分が重要であるため」
惹きつけるために必要な時間がターゲットによって変わってくるという視点は、生徒たちにとっても新鮮だったようです。
他にも音楽や役者について、台詞まわしについてなど、裏話もたくさんお話しいただきました。

盛り上がりのポイントも多い楽しい時間は、最後に記念撮影をして終了。
お話上手な若松さんに、生徒たちは胸を打たれた様子でした。
柘榴坂の仇討ち×品川女子学院のYouTubeサイトがたちあがりました。これから生徒制作の映像もアップする予定ですので是非ご覧ください。

 

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