2012/12/14 金曜日

料理研究家・藤野真紀子先生の特別講座×クッキング部 ②

カテゴリー: クラブ — 漆 @ 17:32:36

昨日のつづきです。

後半は、COOKPADの石田さんからのお話。モニターでクックパッドの取り組みをプレビュー。

料理の際、何を参考にするかとクックパッドのユーザーにアンケートを採ったところ、クックパッドと答えた人が97%に対して、祖父母や両親と答えた人は45%であったそうです。

そして、だからこそ、インターネット上でレシピを掲載する企業として地方や家庭の味を伝えることにも取り組んでいるというお話がありました。

現在、「お母さんの味を伝える」というページを作り、投稿が1500件を超えたそうです。(生徒達もあらかじめ「家族から受け継ぎたい」レシピをCOOKPADに投稿しています)

クックパッドに投稿されている約130万レシピのうち、肉じゃがやカレーライスといった16の定番料理だけで約30万レシピに達し、例えば豚汁1つを見ても、北海道の家庭では豚汁にバターを入れたりと、地域によって多様性があるそうです。

こうした“地域差”に“個人の好み”がプラスされることで「家庭の味」ができ上がるとのこと。

パティシエの金子さんからは生徒に向け、丁寧なお手紙をいただきました。

概要をお伝えすると、

「パティシエになると決めたのは14歳、暇さえあれば書店の料理コーナーでプロ向けの料理書の写真を見るのが楽しみだった。その中で、見たこともないような美しい洋菓子が沢山載っている本との出会いが。フランスパリのお菓子屋さん、町並み、働く人々・・・そのときから一流のパティシエをめざし、修行をし、パリへ、そして、その本で出会ったお店で働き、お菓子を実際に食べたときの感動は忘れない。」

  ここで、今日のタルトと、ヌガティーヌの紹介があり、

「美容のためにはバランスよくおいしい物を食べるのが大切。おいしく、安全な素材で作られた食べ物をほどよくたべることは、人を健康にし、楽しい気持ちや感動を与えてくれること。中学生の自分が食べ物に感動し、仕事を選んだように食から沢山の感動を味わってほしい」

と結ばれていました。

*クックパッドさんへの生徒の感想

・「のこそうお母さんの味」という企画は、代々伝わる家庭の料理を全国の人に共有することができ、すごくいい企画だと思いました。

・レシピを載せるために実際に作ってみたら、意外と大変で母の苦労が若り、また母との絆が深まりました。

・学校があることを言い訳に料理を手伝う事がおろそかになっているので、たまには作ろうと思います。

・母の代わりに夕食を作ることが多くなりました。クックパッドの使いやすさ、料理中でもさっと見られる便利さに惚れ、今では有料会員。毎日利用させていただいています。この講座をとても楽しみにしていました。普段お世話になっているクックパッドはどんな思いから設立したか、どんな思いから特集を作っているのかなど、見やすいスライドで分かりやすく説明していただき、知ることができました。クックパッドiPhoneアプリ版のアプリ起動時はロックされない機能、本当に助かります。こういった一つ一つの思いやりがクックパッドがたくさんの人に利用され愛されている理由だと思っています。

 

お土産にエコバックをいただきました。
クッキング部にとってはスペシャルなプレゼント。
早速使っていました。

女子教育には二重の意味で食育が大切です。自分自身の健康と自分が生み育てる子どもの健康に食が大きく関わるからです。
私は、生まれたとき首が曲がっていて胃腸が極端に弱かったそうですが、親が食習慣と運動習慣をつけてくれたおかげで今があります。女子校として今後も生徒達には「食」について考える機会を提供していきたいです。

*この日の模様は品川経済新聞ITメディアにも掲載されています。

 

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