校長日記

2010/3/26 金曜日

今日は3年生の修業式及び卒業証書授与式でした。

中等部最後の校歌を声のそろったきれいな響きで歌っていました。式は普段の朝礼より長い時間がかかりますが、友人の表彰では温かい拍手を、また、長めの話もしっかりと集中して聞いていました。

ニュージーランドから帰って少し大人になったような気がしました。
私からは、卒業生の体験談を通じて、｢やるリスクよりやらないリスクの方が高い｣という話をしました。

中高の時期は思い切って何かをやって失敗しても、命に関わることはまずありません。いざというときは、親御さんも私たち教員も後ろについています。そんな時期にこそチャレンジする習慣をつけてほしいです。

チャレンジして失敗しても、それは｢このやり方ではうまくいかない｣という経験になり、次への肥やしになります。常に前に向かって動いている人には自然と情報やノウハウが蓄積されるのです。

一方、失敗を恐れて動かないでいると、時代の流れの中で自分でも気づかないうちに｢下りのエスカレーター」に乗ってしまうことがあります。安全圏にいるようで、実は「やらないリスク」にさらされているのです。

（もちろん、「変わらぬ価値」というものもありますし、動かない時間が「ゆっくりと自分を見つめる充電期間」になっているのならいいのですが）

世の中は新しい事にチャレンジする人がいて発展していきます。品女生には「やるリスク」をとって社会に貢献する人にそだってくれることを願っています。

＊日曜午後は、校内でダンス部の発表会があります。

＊30日には大井町のきゅりあん大ホールで17時から吹奏楽部の定期演奏会があり、バトン部も出演します。