教科イチ押し見学会 TBSビッグハット
春期講習は今日で終りです。
今年度の話題は今年度のうちに。ということで、イチオシの続きです。引率の木村からご紹介します。
高1, 高2の19人がTBSのビッグハット(放送センター)を訪問しました.
ロビーにて, 会社のこと, TV番組のこと, ラジオ番組のことなど, 10分ほどの説明DVDを見た後, 入構する際の注意を受け,
入構証とヘッドセットが配られました.構内では, 案内のために大きな声を出せないのでヘッドセットを通じて案内をするのだそうです.
また, はぐれてしまっても声は聞こえるので安心してくださいとのことでした.
ロビーから構内への出入り口は駅の自動改札のようになっており, 警備員が2人.
近づきがたい雰囲気が漂う中, 少し緊張気味で入講.
入ってすぐの壁には, 好視聴率番組が貼られていました.最初に見学したのは, Nサブといわれる報道スタジオ用の副調整室を見学.
音声, 映像等を調整するための機器だけではなく,
中継先とのやりとりをするための電話やモニタもたくさん並んでいました.
また, ナレーションや同時通訳をのせるための音録部屋もありました.Nサブの隣にはニューススタジオがあります.
スタジオと調整室が隣にあるのは当たり前のような気がしますが,
ビッグハット内では, ここだけなんだそうです.「総力報道! THE NEWS」や「NEWS 23」などで使うスタジオで, セットはばらさないことを前提に, 上質な素材で作ってあるそうです.
スタジオ中央には, プロンプターカメラというニュース原稿が映し出されている画面の中にレンズがあって,
カメラ目線のまま原稿が読める特殊なカメラもありました. 1台2千万円以上!!もするそうです.また, 同じスタジオ内には, お天気コーナーなどでよく使われるクロマキー合成用の緑一色の壁・床があります. 緑色を合成画面と入れ替えるので,
合成するときの出演者は緑色のない衣装を着るそうです.次の見学先へは, 大道具搬入のためのエレベータで移動. ついでに記念撮影です.
自動車なども搬入するそうです. 周りには14尺9寸など, 長さが尺貫法で書いてありました. メートル法はあまり使われないそうです.大道具倉庫に到着. ここには, 番組のセットがおいてあります. 収録のたびにスタジオに運んで組み立てて, 終わったらばらすのが基本だそうで,
そのため, 軽いベニヤ板や発泡スチロールでできているとのこと. 装飾はプロが施し, 照明も強くあてるので, カメラを通すと,
素材の安っぽい感じはなくなるそうです.
TV番組「オールスター感謝祭」のコーナー「赤坂5丁目ミニマラソン」で使用されるコースは大道具倉庫の通路なんだそうです.最後に, 館内のフリースペースへ. 打ち合わせをしたり飲食のためのスペースがあります.
電気が街灯風だったりして, 施設内のいたるところが撮影で使うことを考えての作りになっているそうです.今回の見学は限られた場所でしか撮影できなかったので, 様子が伝わりづらいかと思いますが, 一般には見学できない場所ということもあり,
生徒たちにはとても良い経験になったようです. 見学した中から将来, 放送業界で活躍する生徒が出るかもしれません.(学習目的とはいえ, 場所はTV局. 外の特設スペースでイベントをするSMAPの姿!!
生徒たちには, これが一番の良い経験?になったのかもしれません…)