2010修学旅行⑥
今日は⑤⑥と二つアップします。ここからご覧になった方はもう一つ戻ってご覧ください。
学年団は生徒のホームステイ中も連絡や会議で忙しく担任ブログには手が回りそうにありません。(ここでブログに文字と写真を入れようと思うと、学校の4倍の時間がかかるんです)その分、私が気合いを入れて書きますね。(子どもたちには「親が見てるから載せてください」と言われているんですが、全員を載せられなくてごめんなさい)
各校、初日から英会話のクラス分けテストがあったり、バディーと授業に参加したりと生徒は大忙しです。こちらは本当に予想外のことがいろいろ起こるので、対応能力が鍛えられます。
「ジャージはいりますか?」と聞いた生徒に「初日はいらないと思う」と教員が答えていましたが、バディーがダンスのテストだったのでいきなり一緒に踊らされたという子も。(夏服でよかったです)
用意していたCDが使えず、アカペラで歌ったり、先生から「品川女子学院の校歌が好きだから歌って」と言われ、その場で披露することになったり。(教員もいきなり英語でスピーチと言われ、生徒がフォローしてくれて助かったそうです)
バディーがテストで、友達に自分を頼んでおいて行かれたとか、逆に次から次へと周りに交流校の子が集まってきて(しかも体格のいい子ばかり)話しかけられ固まってしまったとか・・・早速「試練」もあります。
こうして日本ではめったにできない貴重な体験が次々とできることが成長につながります。
さて、朝から3校を訪問し、4校目のケルストン・ガールズに着くと、マオリ文化体験の授業が始まるところでした。
長い葉を採ってきて、それで飾り物を編みます。交流校の生徒が教えてくれます。「この飾り物は、初めて作ったものは大切な人への贈り物にします」とのこと。 (お家に帰ったら、「誰にあげたの?」と聞いてみてくださいね)
次に昔から伝わる歌を教えてくれます。手を使って歌の内容を表現していて、手話にもなっているそうです。子どもたちは熱心に練習していました。最後に、グループごとに発表。この国の人々がマオリの文化を大切にしていることが伝わってきました。
さて、いよいよホストファミリーと対面です。
講堂に集まって、ドキドキしながら迎えを待ちます。そこで私から一言。「この中で、たぶん二組は『明日だと思ってた』とかいう人いるから、それでもびっくりしないでね」
これ、冗談で言っているんじゃなくて本当にそうなんです。ニュージーランドは多様性を大切にすると言いましたが、許容範囲が広いというか、「結果良ければすべてよし」という感じで、本当にのんびりしているんです。
そして、本当に 「間違えて違う学校へ迎えに行ってしまった」というホストファミリーが!(でも、到着したらとってもかっこいいお父さんだったので生徒は笑顔。どの写真の方でしょう?)
(撮った写真は一部しか載せられないから、あとで学年の先生に渡しておきますね)
*ご家族の皆様
初めての海外、初めて長く親元を離れるお子さんもいらしてきっとご心配だと思います。
説明会でお話ししてきたように、例年、いろいろなことが起きますが、お子さんの成長のため、自力で乗り越えた方がいいことと、大人がサポートすることとを分けて対処していきますのでご安心ください。
疲れと緊張で、体調がすぐれない子が数人いますが、病院に行くような怪我や病気は出ていません。体調にかかわる情報は受け入れ家庭、コーディネーター、KNTと共有し、すぐに連絡が取れる体制になっています。
受け入れ家庭の事情でホストファミリーが変更になった場合は、KNTからご家庭へ連絡がいきます。