新入生オリエンテーリング
題名を見て、「オリエンテーション」の間違いかと思った方、まだ品女指数が低いですねぇ。(なんて、ちょっといじわる?)
昨日は、新入生歓迎会のあと新入生が班ごとに校内を「オリエンテーリング」して回りました。本校は、それでなくても狭い敷地に、生徒のためにいいと思うとあれこれ施設を作るので、校内の配置が分かりにくいんです。 |
そこで、あるとき、教務部の教員が思いついたのが、
「新入生に早く校内になじんでもらうには、教員が案内するより、自分たちで場所を探して歩いた方が記憶に残るんじゃないか?」
という案でした。こういうことが、ふざけた案だと却下されずに、
「それ、面白そう、いいんじゃない?」「いっそ、オリエンテーリングにしたら盛り上がるよ。友達もできるし」とやってしまうところが品女流です。
初めは教員が段取りしていましたが、今は、上級生が段取り、案内などを担当してくれています。 | |
カフェテリア。 | |
カウンセリングルーム。(みんなで来られるたたみの部屋と、個人で相談する個室が2つあります。) | |
私は校長室で待機。班ごとに記念撮影です。ここも、生徒会の役員がついてくれたのですが、ちょっと堅くなっている1年生に、「笑って~」「はい、爆笑!」と、変な顔をして笑顔を作らせたり、
ネクタイが曲がっていると、「スタイリスト、入ります!」とか言って、直してあげたり。 |
途中で、連絡係が「ちょっと押してます」と伝えに来ると、カメラマンさんに向かって「少し、マキでお願いします」などと言っています。
そして、不思議なことに、新入生の手際まで次の班が入ってくる度によくなっていきます。
なぜかと思ったら、校長室の外にいる上級生が中の子と連携して、段取りをその場で考え、次々と改善しているのでした。
入室前に荷物を預かったり、ポケットのペンを取らせたり、腕まくりを直したり、入退室の動線や挨拶の仕方まで指導しています。
さらに、スムーズに写真が撮れるよう、誰が私の隣に座るのか、希望者にじゃんけんまでさせていました。(うちの生徒って臨機応変というか、気が利くというか、どうしてこんなに仕切るのかしら・・・)
そういえば、大学2年になった卒業生が、大学でも新入生オリエンテーションの企画をするグループのリーダーをやっていると言っていました。(本校ではそんなに目立つタイプでなくて標準的な子だったんですが・・・)
今日、1年生に聞いたら、「先輩が面白かった」と感想を言っていました。(すぐにあなたも面白い人になっちゃうのよ)