大学教授出張授業
今日から職員室も賑やかになり、校内も運動着姿の生徒が行き来しています。一学期に載せきれなかったものをご紹介していきます。まずは、大学教授出張授業。
以下、5学年主任の高田からの報告です。
5学年は、青山学院大学、北里大学、首都大学東京、上智大学、成蹊大学、津田塾大学、東京女子大学、東京理科大学、東邦大学、日本大学、日本女子大学、法政大学、明治大学、早稲田大学の14大学から先生方をお迎えして、大学出張授業を行いました。
4年時には、大学の授業を受講することで、現在興味のある学問への理解を深める。自分の進路を意識し、大学への関心を持つことを目的として受講しましたが、文理選択を行い、文系、理系に履修も分かれた5学年では、現在志望している学部の模擬授業を受講することで、学びたい学問についての理解を深める。またオープンキャンパスでの見学の視点をはっきりさせることを目的として行いました。
各教室では大学で実際に行われている内容とほぼ変わらない、講義をしていただき、それぞれ大変興味深い内容で、生徒達も熱心に受講する様子が見受けられました。質疑応答の時間でも、生徒からのさまざまな質問に先生方が丁寧にお答え下さり、予定時間を過ぎても終了しない教室もありました。
ちなみに私が参加した北里大学の先生の講義では「薬が作用する仕組み」について、配布資料をテキストにパワーポイント等も使用し、難しいテーマをわかりやすく丁寧に教えていただきました。薬とは何かに始まり、疾病の原因と発症のメカニズム、薬の薬効発現のメカニズムや副作用など我々の身近な存在でありながら、案外知られていない薬について様々なお話が伺え、大変有意義な時間となりました。
お忙しい中、またお暑い中、出張授業に参加していただき、生徒達に熱心な講義をしていただいた、各大学の先生方に厚く御礼を申し上げます。
CAI教室の写真は広報部長の平川の撮影。以下、平川のコメントです。
首都大学の森本教授による「ipodとgoogleの高収益の秘密」です。
企業戦略の有無によって差があること、不確実性を埋めるには戦略的な発想が必要だということなどを、サーカス、演劇、鉄鋼、広告など具体例を使ってわかりやすく話していただきました。
本校は「28プロジェクト」として、将来の仕事から逆算して様々な取り組みをしています。そして、その「仕事」に繋がる専門性を身につけるのが「大学」です。そこでは実際どんな講義が行われているのか、高校生には仕事以前に大学の中身を知る機会が必要です。この日、各大学のご協力で、生徒達は貴重な体験をさせていただきました。