校外授業3年
中3は総合学習でオリエンタルランドの方にお越しいただきお話しを聞いた後(後日ほどこちらもご紹介しますね)校外授業でディズニーランドに行きました。以下は、主任からの報告です。
「テーマパークでのホスピタリティを学び、体験し、自らの問いに気づき、答えを見つける力を養う」を目的に行いました。単なる遊びではなく、「ゲスト」ではなく「キャスト」として視点を変え、普段気付かない分野を体験するということで、3年の総合のテーマ『世界を知る』にもつながる企画として立案したものです。
催行地としてディズニーランドを選んだ理由は創始者ウォルト・ディズニーのテーマパークが「あらゆる人々に幸福を感じてもらえる場所」でありたいと願い続け、その精神を受け継ぐテーマパークであり、『ホスピタリティ=おもてなし』の気持ちで作り上げた場所だということです。
事前学習として5/29の総合学習の日はオリエンタルランドから松野明夫氏の講演、“ディズニーランド創設に込められた思いや理念、キャストの姿勢などのお話”をしていただき、またディズニーワールドキャスト経験者の本校教員、現在ディズニーランドでキャストをしている卒業生からの体験談もありました。
校外授業当日は広いパークですから、子供達の姿を見つけるのは困難かと思っていましたが、いろいろな場でその活動の様子を見ることができました。
◆なぜトイレがあんなにきれいなのか?
◆なぜ迷子になっても楽しいのか?
◆なぜスタッフのことを「キャスト」と呼ぶのか?
◆なぜキャストはゲストに「いらっしゃいませ」と言わないのか?
◆なぜキャストはゲストの写真を撮るときに「ハイ、チーズ」と言わないのか?
◆なぜ“カストーディアル”はショーのようにお掃除ができるのか? など
など、事前学習の時にいただいたヒント・アドバイスをもとに積極的にカストーディアルの方に質問したり、迷子センターに行って、その施設の様子やシステム(そこには迷子になることを心配した両親が、子供につける、連絡先を記入できるシールをもらいに来る姿も)を学んだり、ベビールームや幼児用のトイレを見学したりと『なぜ?』の答えを探す様子が見られました。
中にはすっかりキャストになった気分で、ファミリーの記念撮影をしている姿も・・・
6/6は各クラスでのグループ発表。その中で活用した資料から生徒のコメントを抜粋しました。
『いつも楽しむだけの東京ディズニーランドで、ホスピタリティに注目して行動すると、いろいろなところで工夫がされていて、別視点でも楽しむことができました。ホスピタリティというのはおもてなしの心ですが、それは茶道や華道など日本文化の中にも生かされているのだということに気付きました。私達の年代ではまだおもてなしを意識することは少ないですが、胸をはっておもてなしができるような人になりたいです。キャストがゲストに対し「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」と挨拶しますが、ホスピタリティはもしかしたら日常の挨拶など簡単なことから上達できるかもしれません。』
(写真:キャストの方に質問している様子。どのキャストの方も手を止め、丁寧に答えてくださいました。)
*花の世界展
フランス国家から芸術文化勲章を受けた唯一のフロリスト、ジル・ポティエの日本で初めての展覧会があります。フランスの最高職人賞や、世界チャンピオンなど数々のタイトルをのあるアーティストです。6月9日から17日まで日本橋三越で行われる展覧会の招待券(大人900円、中高生700円のところ)を沢山頂きましたので、土曜に、各クラス用に見本チケットを配り、後は事務所窓口で先着順で配布していますので、ご家族の皆様もどうぞ。