東京大学生産技術研究所の見学
先週、東京大学生産技術研究所の「中高生のための生研公開」に希望者が参加しました。
東大生研にはこれまでもいろいろとお世話になっています。総合学習「教科イチオシ施設見学会」で訪問させていただいたり、文科省のサイエンスパートナーシッププログラムの一環でCTスキャンの仕組みを学ぶ授業を行っていただいたり。
最先端の研究に触れることで生徒達の理系分野への興味が広がっています。
こうした「将来の理系人材を育てるプログラム」を推進しているのは大島まり教授です。NHK教育テレビ「サイエンスZERO」http://www.nhk.or.jp/zero/cast/index02.htmlのコメンテーターもなさっています。(実は、高校の同級生なんです。東大の教授になったとき、「研究、大変だったでしょう?どうやってなったの?」と聞いたら「大好きなアイスクリーム絶ちしたの」と真顔で答えてました。ユニークな人です。)
今回、引率の教員が持ち帰った「生研ニュース」の表紙に昨年誕生したお嬢さんと二人、素敵な笑顔で写っていました。そこに「是非生徒に見せたい!」と思うようなコメントが載っていたので紹介します。
「子育てをしながらの研究はすばらしい!もちろん若いときのように徹夜して研究はできないが、少しでも継続して研究していれば、かならず挽回できる。継続して従事できる研究という仕事は、女性にとってとてもよいキャリアだと思う」
まさに、本校が「28プロジェクト」で目指している「家庭と仕事を両立して活躍する女性の生き方」だなぁと感じました。
*以下、理科の前田から生研公開の報告です。
3年生以上に募集をかけたところ、何と、55名もの希望者がありました。理系の研究に興味をもっている生徒が多いことが分かります。
写真はタンパク質に関するシミュレーションシステムを開発している研究室での写真です。
画面上で三次元的に映し出されるタンパク質分子に別の分子を入れるシミュレーションを、ゲーム感覚で体験させてもらいました。
この他に2つの研究室でその研究内容を説明して頂きました。
毎年対応して下さる先生方や研究員の方は、いつも熱心に説明して下さり、そして自分の研究に誇りを持っているように感じられます。
刺激を受けた生徒の中からも未来の研究者がたくさん育ってくれることを願っています。