教育実習生
先週まで教育実習生が来ていました。今年の前期は15人です。
事前オリエンテーションでは私から次のように話しました。
「生徒の時とは逆で在校生の貴重な時間をもらって実習する立場、できる限りの準備をして最善の授業を。それでも未熟な部分があるのが当たり前なので、その分は先輩として後輩に少しでもいい影響を与えられるように」
これに応えて自宅学習日に集まってお互いに模擬授業をするなど、かなり熱心に取り組んでいました。
「当てたら思い切り間違えてね」などと役割分担したりして。
中には家の近所の図書館の会議室を借りて、家族で練習をした卒業生も。「何回やったの?」と聞いたら、「1時間の授業あたり3~5回」ですって!在学中の妹も生徒役で協力させられたそうです。
実習生のうちの一人が大学の学校案内の中で語っていた言葉の一部を紹介します。
「将来は先生になる」遠い未来だと思っていた「将来」が大学卒業と同時に現実になります。自分の母校に戻って恩師と同じ職場で働くことを夢みてきましたが、いま私は母校に何を持って帰れるのだろう。そして、日本の英語教育に何を貢献できるのだろうと自問自答する日々です。課題はまだまだ尽きませんが、「人を育てる」という仕事を志す以上、常に向上心を持って歩んでいきたいと思っています。
(写真:職員室で挨拶。この子達が中学生の時、国語の授業を持っていたので、大人になったなぁと感慨もひとしお。母校を愛している卒業生達がいつか戻ってきてこの学校を守り、発展させてくれることを祈っています。)