総合学習2年 着物の話
2年生のテーマは「日本を知る」です。一学期は「着物」について学びます。
この日は、着物ライフコーディネーターの津田和壽澄さんにお話ししていただきました。事前に津田さんが着物について英語で語った番組(DVD付きテキストが出版されてます。『NHK Weekend Japanology英語で学ぶ日本のこと Kimono 着物』)を見せておいたので、ご本人の登場に生徒の目はハート形になっていました。
津田さんからは着物の歴史や美に始まり様々なお話しをいただきました。後で生徒全員の感想を読んだ彼女から「この学校の生徒さんは社会的な視野が開けている」と言われたので、なぜ?と聞いたところ、「他にも色々な話をしたけれど、『環境』と『異文化コミュニケーション』をキーワードとして捉えている子が多い」とのことでした。
着物は親から子、孫へと世代を超えて大切に着続けられ、その後もおむつ、はたき、そして最後は土になるまで徹底してリサイクルされていたこと、海外で着れば一目で自分の国の文化を大切にしていることが伝わる・・・という話が心に残ったのでしょう。
日本の民族衣装「着物」を学ぶことによって、その背景にある文化・伝統に触れ、国際社会の中で誇りをもって日本を語れる人に育ってほしいと願っています。